商工会・商工会議所の経営指導員を対象とした事業承継支援者研修がスタートした。この研修は新潟県内における中小企業の事業承継を加速化させることを目的としている。

昨年以降、事業承継の個別支援の動きが活発になっていることを肌で感じている。しかし、潜在的な支援案件はまだまだたくさんある。このような案件を顕在化させるために商工会・商工会議所の存在は大きい。企業に近い存在として金融機関や会計事務所があげられるが、いずれにも対応が難しい小規模事業者の支援においてとりわけそうだ。

6月14日、新潟県の事業承継ネットワークのキックオフミーティングが開催された。県内の関係機関が協力して事業承継を支援する体制構築は緒に就いたばかりだが、その動きは大きなうねりとなり、事業承継問題という大嵐をも飲みこんでいくだろう。そう期待している。

 

■平成30年6月15日新潟日報「県内機関が連携 事業承継を支援 ネットワーク構築、新潟で初会合」
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/economics/20180615400065.html

士業連携

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長岡市内のお客様に訪問した後、新潟市へ。北陸道から見える入道雲を見て、小学生のとき、プールに向かう通学路で見た空を思い出した。あの時の空のほうがもっと青かったような気がするが、気のせいか。

 

閑話休題。

私は常々、企業支援においては連携が大切だと言っている。それは、ひとりの中小企業診断士ができることには限りがあるからだ。外部環境の変化が激しい昨今ではとりわけそうだ。

今日は夕方から弁護士会館で士業連絡会の会合だった。今秋、12の士業による合同相談会に今年はじめて新潟県中小企業診断士協会が参加する。これまで企業としての相談者は少ないということだが、それはPR方法の工夫で対応可能だろう。ただ、私はそういったことよりも士業が連携してこの事業を実施することが何よりも重要なことだと思っている。士業が連携して企業を支援する。そのためのネットワーク構築に鋭意取り組みたい。

三条市の創業塾pontekiが6月25日からスタートした。10月1日までの間、夢の実現を目指す熱い思いをもった受講生が学ぶこととなる。

 

初日の6月25日は、この創業塾の受講生で、すでに創業されている社長2名と私によるパネルディスカッションだった。毎年コーディネーターをやらせていただいているが、今回ほど生々しく、そして起業に向けてモチベーションを高めてくれる話はなかっただろう。

 

この創業塾pontekiの最大の特長は、仲間づくりとチャレンジできる環境が整っていることである。市と共催の担当職員は懸命に運営に取り組み、講師もいかにわかりやすく実践的な知識を提供するか鋭意取り組んでいる。受講生の方々は忙しいかもしれないが、まずはすべての回に出席して自分の枠を広げていただきたい。

 

当初はカフェの開業を希望する方ばかりだったが、少しずつ変化が見られる。必死になってカリキュラムと広報チラシ、参加申込みフォームの案を作成した7年前の春がなつかしい。pontekiaは私にとっても思い入れがある創業塾である。

 

 


会場である三条ものづくり学校の展示物。インパクト大!

 


先輩創業者であるカンテツのオードブルで懇親を深めた

約1カ月にわたって講師をさせていただいた、中小企業大学校三条校での経営指導員向け研修が先週金曜日に終了した。

 

この研修は前半と後半に分かれる。前半は経営診断に必要な知識を学び、後半は実際の会社(店舗)を対象とした経営診断実習である。この実習で私が受講生に伝えたかったことはいろいろあるが、その中でも特に理解していただきたかったことは次の2つである。

 

1.現状分析では単に情報を整理するのではなく、得られた情報からどんなことが言えるのかを考えること

 

2.経営課題とは、将来のあるべき姿と現状とのギャップを埋めるために取り組むべきことである。現象として起きている問題ばかりに目をやるのではなく、このギャップを捉えること

 

上記1.については、「つまり何が言えるのか?」を考えることで本質が見えてくる。帰納法と演繹法の活用である。一方の上記2.について。経営指導員は経営課題を的確に捉えることが重要だ。そのためには、まず支援先の将来のあるべき姿と現状を把握する必要がある。会社として将来のあるべき姿が明確になっていなければその大切さに気づかせ、明確化することを支援する。また、社長が自社の現状を正しく捉えられていなければその支援を行う。将来のあるべき姿と現状とのギャップが経営上の問題点である。現象として起きている問題ばかりに対応しても、それは対処療法であり経営改善も成長も難しい。かくいう我々プロのコンサルタントもこの点については十分に留意しなければならない。

 

今回の研修を終えた受講生は確実にパワーアップしている。学んだことを積極的に活かしていただきたい。そう願ってやまない。

 


 


講師宿泊室から見える深緑の美しい景色

 

 

さて、今日は日曜日。午前は来週から始まる経営指導員向け事業承継研修の資料を作成した。午後は9月に予定されている事業承継セミナーの企画書を作成。そして今、企業再生支援の調査資料を作成している。外は茹だるような暑さだが、適度に冷房の効いた部屋での作業はなかなか楽しいものである。

説法から考える

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今朝の日経新聞。

 

 

民法改正案が衆院法務委員会で審議入りした記事。残された配偶者が自身が亡くなるまで今の住居に住むことができる配偶者居住権の新設や遺産分割における配偶者の優遇などについて定めるもの。被相続人の親族で相続対象でない人でも、介護などで貢献した場合は相続人に金銭を請求できる仕組みもつくるという。時代に即した見直しだと思う。

 

この類の記事、事業承継の支援に携わる者として関心をもってチェックしているが、それ以前に、ここ数年は自分の家族のことを重ねて読むようになった。

 

 

今日は通夜に参列。住職の説法を。

 

「人はいつか死ぬ」と言われるが、そうではなくて「人はいつでも死ぬ」。もしかしたらこの帰り道で交通事故にあって亡くなるかもしれない。人はみな、死に向かって進んでいるという現実を受け止めなければならない。

 

私は3年前に「特殊清掃(特清隊長著)」という本に出会い、これを機に死というものを真剣に考えるようになった。あとどのくらい家族と一緒に過ごすことができるのだろうか?あとどのくらい仲間たちと一緒に仕事し酒を飲む酌み交わすことができるのだろうか?今日の説法はあらためて私に死について考える機会を与えてくれた。

 

着実に歳を重ねている。人はみな、死に向かって進んでいるという現実を受け止め、与えられた貴い時間を意味あることに使っていきたい。