【椅子が1つだけの美容室】
      Aengus

 

 
 
 
3分ヘアアレンジに挑戦!
 
 

今のところ、年内までのご予約も徐々に頂いております

 

よろしければお早めのご連絡お待ちしております。

 

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ぼくは、美容師とは【アーティスト】だと思ってやっています!


自分の手で、

〝自分の培ってきた技術〟〝自分の鍛えたセンス〟〝自分だけの感性〟から、お客様を美しく仕上げる

髪の毛を洗ってしまえば、顔を洗ってしまえば、消えてしまう………

儚いから、余計に美しく感じるのかもしれない



今では、自分の信じてきたことを感じて頂いて、お客様からも技術など信頼して頂いている

でもそうなる前の約10年以上の期間、苦悩の日々でした。。。



ぼくは、苦しかったことや辛かったことは人にはあまり言いません

人のマイナス的な面は聞いていて良い気持ちにはならないと思うし、あまり聞きたくないと思うから。

特にお客様には話すことはほぼない。

でも今回、

ちょっとだけお話したいと思います



日本の美容師というのは、ほぼ〝お客様の要望通りに仕上げること〟が多い!

『今日はどうしますか?』
『好きなヘアスタイルはありますか?』
『してみたいヘアカラーはどんな色ですか?』
『縮毛矯正したいですか?かしこまりました』

〝お客様主体〟であり、お客様の希望を叶えるようにする

それがほぼ全ての美容室でやっていることであり、働いている美容師もそれが当たり前のようにお客様に接している

美容師はそんな毎日の繰り返しであり、最新の物や流行りの技術などの勉強会なども夜にしていることもあったり

アシスタント(見習い)をスタイリスト(技術者)に育てる仕事も美容師の仕事でもあったりもする

ぼくが働いてきた美容室も、ほぼ全てそんな感じでした





「お客様のお顔なら他のヘアスタイルが良いのに…」
「髪の毛の生え方や癖ならやらないほうが良いのに…」
「今の洋服にこのヘアスタイルは合わないのに…」
「メイクやヘアスタイルやファッションが合ってないのに…」

ほぼ毎日のように思いながら、お客様の要望を聞いていた

『お客様の無理難題を叶えることが良い仕事だ』とも思うようにしていた

それが、当たり前のように思わされていた…

他のスタッフもやっているから、〝同じようにしないといけない空気感〟があったから余計に思うようにしていたし

ドングリの背比べではないけど、他の美容師と同じ土俵でなんとか売上が上がるようにもがいていた

必死だった…

お客様の指名があまり無いときは

「働いている美容室が合わないのかな」
「働いている街が自分に合わないのかな」
「お客様の層が自分に合ってないのかな」
「自分の技術がダメなのかな」
「自分に何かが足りないのか」
自問自答する日々……



来る日も来る日も、

「今日はお客様が来て良かった」
「今日はあまりお客様が来なかった」

暇な時はDMを出したり時間があればとにかくなんでもやっていた

お客様のことばかりを考え、
自分のことを凄く責めたりもした

そのうち、自分に憤りを感じてしまっていたこともあった

「この気持ちをどこにぶつければいい?」

そんな時は、キックボクシングのジムで一心不乱にミットを叩いていた。

今の自分の悩みや葛藤をどうにかしたくて……



他の美容室では、

スタッフ同士の派閥のようなものがあり、こっちの派閥と仲良く話していれば影で何か言われたり

別の派閥と一緒にいれば、面と向かって悪く言われたり…

人が多い職場は合わないと自分ではわかっていながら〝自分のレベルUPのため〟と思って飛び込んだ職場

でも案の定、合わない気がしていたのはわかっていたけどより明確に感じた

「美容師が大勢いる美容室は人が面倒でやっぱり合わないな…」


別の美容室に移っても、親しいスタッフの仲に入ろうとがんばるものの上手く溶け込めないこともあった

「溶け込みたくなかった」というほうが正確かもしれない

あまりスタッフ同士が仲良過ぎるのも、自分には合わないこともわかっていたし、その輪に入りたくなかった

〝おれはこんな連中とは違う〟

そんな生意気な感情が邪魔していた………。



ぼくは、勤めていた時の数々の美容室のオーナーや、先輩が仕上げていたヘアスタイルを見ていて感覚的に自分の中で〝ジャッジ〟していました

生意気ですよね 笑っ

大した技術もなかったのに。


でも、自分の中での感覚はあったんです

「今のヘアスタイルは綺麗だな」
「凄い良いヘアスタイルだから自分に取り入れよう」
「なんだあのスタイル…」
「お客様に似合ってないんじゃないの?」
「自分ならあんなヘアスタイルにはしない」

自分の中で、勝手にヘアスタイルをジャッジ!

自分が良いと思うヘアスタイルはどんどん自分の頭の中へ吸収させていきました

そんなことを店が変わる度にやっていた…。


実は、美容室を変えると、〝その美容室のやり方〟に強制的に修正させられてしまうんです

どんなに経験があったり、上手く出来ていたとしてもお店のやり方にしなければいけない。

それも、

そんなに良いと思うような技術ではなくても、やり方を変えなければいけなかった

「お客様はこれでは、気持ち良くないんじゃないか」「自分のやり方のほうがお客様には良いのに…」と、思ってもやらなけらばならなかった

シャンプーだけでなく、マッサージや、カットのやり方、カラーのやり方、パーマのやり方などすべて

自分のが良いやり方だと思っていても、変えなければいけない耐え難い気持ち…

「自分よりも下手くそだ」と思ってしまう美容師に敬語で話さなければいけなかったり、なんてことないことに怒鳴られる屈辱感

自分よりも能力もない、センスもない美容師に指図される嫌悪感

「仕事だから」と、我慢はしても理不尽なことまで言われると流石に腹が立つ

そんな日々でも、我慢しながら働いた

「そんなに長くいるつもりないから言わしとけばいいや」

そう自分に言い聞かせながら作り笑顔で対応したことも…。

でも、あまりにも理不尽なことを言われた時はぼくも意見はしていました 笑

『なんだこのヤロー!』 とは、言わないけど…。


今まで生きてきて色々な経験をしてきて思うんですが、あまりにも理不尽なことを要求してくる人って実は能力ないことが多い!

単純なことなどは出来たとしても、臨機応変な対応は出来なかったり…

長く同じところにいれば、それなりに出来ることは当然だけど、そこでのことしか知らないから対処が出来ないこともありがち

そこでは能力があるようにしていても、他で通用するかはわからない

だから、偉そうにしていることがある

まさに、井の中の蛙…。


そんな美容師をたくさん見てきました

ただ長くいるだけで、中途で入ってきた美容師に立場をわからせるように上から物を言う態度

仕事や働き方を見ていても、人をコキ使って自分はあまり動かない

なのに、急かすように言ってきたりする

そんな人には周りが振り回されるだけ。

ぼくは、自分のペースは乱さないので淡々とやってましたけど……笑っ



やることはちゃんとやるけど、やらなくていいことはやらない!

おべっかを使うようなこともしないし、媚を売るようなこともしない!

今までの美容室には、たいがいそんな〝気を使わせる美容師〟が1人はいました

他の美容師は、そんな美容師に気を使う

でも、ぼくは一切そんなことはしなかった。


だから、やっかみみたいなことをされることもしょっちゅうあったし

その人の気分できつく当たられたこともあるし、男みたいな言葉で暴言を吐かれたことも

気にしていなかったけど、いい気分にはならないですよね…

でも、気にしないように意識していた


何を言われようと、どんな態度をされようと

苛立ちを感じることはあったけど、「いつまでもこの人といるわけじゃないから」と言い聞かせて……

そんなことが何度も何度も店を変える度に色々なことがあったし、色々な人がいた。


美容師を10年以上続けていてずっと感じていたお客様への対応

お客様からの美容師に対しての見方

美容師の社会的地位の低さ

お客様とのことだけでなく、

美容師同士の面倒な関係性

美容師との競争やしがらみ

数字ばかりにとらわれた教育

思うようにいかない自分への苛立ち、なのに結果ばかり求められる環境

自分の生き方を変えて変えて変えても変わらない焦りや孤独

何年も何年も耐え忍んで働いてきた


今思えるのは、

そんな仕事だから、〝職人という職業〟であり、ほとんどの人が途中で辞めてしまう…

それに、職人でもありアーティストでもあるから余計にメンタルを鍛えなければいけなかったように感じます。


美しさとは、

人が本来誰しもが持っているもの!

人それぞれが在るだけで美しい

『では、そのままの美しさでいいのでは……?』


そんな葛藤を感じていたこともありました


人は本来、そのままでも美しい!

〝だったら、自分の役目はなんなのか?〟
〝自分の求める美しさとは…?〟

そのきっかけこそが、イギリスで約2年ほど働いてきた経験がわからせてくれた。

日本では、〝お客様主体でお客様の要望を聞くことが良い仕事〟とされてしまう

でも実際は、

美容師とは、プロでありアーティスト!

だからこそ、お客様の要望を聞くことも大事だけど、自分の意見や考えも主張しなければいけない

日本では、それをしないから美しさへの視点がずれてしまい、美容師が困惑しながら働くようになってしまうということがわかった。

美容師が追い求める美を迷わせてしまう………
そこまで考えてやっていない美容師もいるだろうけど…


自分が今までやってきた経験や学んできたことからの美への譲れない想いやこだわり

そんな想いがあるからやってこれたし、続けてこれた

くじけそうになっていたこともあったし、諦めてしまいそうになったときや、

やってもやっても、なかなか結果に繋がらずに腐ってしまっていたこともあった


だから、職人という職業は続けることが難しいし、
アーティストという職業で生きていくのも厳しい!

でも、

難しいし、厳しいからこその喜びもある

みんなそんな想いで生きているかもしれないけど、

ぼくの〝約10年以上続いた苦悩〟は、ぼくにしかわからない…。


だからあまり話さないってところもあります。


でも、そんな苦悩を経験しなければ今のようにはなれなかった

ということは、有難いことなのかもしれない。。。




※12月は、日頃お世話になっているお客様へ素敵なX'MASプレゼントを考えています☆

楽しみにしててくださいませ!






 
 
 
 
 
 
 
 
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