講師が、文化庁埋蔵文化財部門の主任調査官の方で、何度か聴講していますが、今回も「王権と牡鹿郡」というタイトルで、「赤井官衙遺跡群」について、大変興味深いお話が聴けました
関東からの移住者を中心とした集落の形成,それを基にした郡家(ぐうけ)ないし城柵の造営といった変遷をたどることができるとともに,蝦夷(えみし)の居住域内における官衙(かんが)の実態や郡司をはじめとする官人の出自をたどることができる。律令国家成立期の東北経営を理解する上で重要な遺跡です
講師の近江先生は、この「赤井官衙遺跡群」の国史跡指定を受けるにあたっても、大変なご尽力をされたそうです
また、ロビーに展示されていた、力強い書に足が止まりましたこれは、2011年6月に書道家の金澤翔子さんが、被災者を励ますために書いた作品ということです