ゲゲゲの鬼太郎などの、マンガの展示っていうのではなく、水木しげるさんの回顧展。
水木さんが子供の頃から描いてきた油彩画や、集めてきたもの、手紙、マンガの原稿、などなど。
涙が出るくらいに、水木しげるさんの人生を体験するような展示会やった。
第1章から第5章、そしてエピローグまであって、特に第1章少年時代と第2章従軍時代は強烈やったわ。
世に出る人は、やっぱり子供の頃から何か持ってるんだなと。感じ方が違うんだなと。
経験した戦争の、その悲惨さを伝える戦記漫画は、ついていけないほど残酷な描写が多い。
戦争は本当にアホやと、教えてくれる。経験した水木さんだから描ける漫画だと思った。
家族に送っていた手紙とかも展示されてて、恥ずかしいけど泣いてしまった。きつかったわ。
水木さんは、自分の作品の中で「総員玉砕せよ！」が一番愛着が深いやつらしい。
戦争の記憶が頭の中をしめてるんやと思う。
すごく面白かったのが、水木さんが旅行などで集めてきた仮面や置物の展示コーナー！
不気味で可愛い、ブキカワなやつがいっぱい！暗〜い部屋に飾ってあって、雰囲気も最高やった。
最後は著名人からの追悼メッセージが書かれた絵馬も展示されてて、盛りだくさん。
めっさ楽しかった！
充実の図録！
チケットファイル。可愛い。
