第68回 大阪杯
今日の東西
特別戦もごちゃごちゃしたメンバー構成ばかりで、とてもまともに決まる雰囲気ではない。
当然、メインの大阪杯もその流れから逃れることはできず主役不在、逃げ馬不在の混沌……
鍵を握るのはハナに行く逃げ馬であり
番手以降に付ける流れをつくる馬たちであり
後ろがじっくり構えて乗れは
当然前が止まらなくなる
前が残る流れになる可能性……
今日の場合
カテドラル以外(失礼!笑)
全馬にチャンスがあると思う
よって何度も言っているけど
勝負と云うなら
ケンすることだと思う……笑
数字ですべて考えすぎると
どこかで間違えてしまう……
全馬を同じ観点でみてしまうくらい
バカげたことはない。各馬をグループ分けして
それぞれ違う観点で捉えなければならない……
逃げたのはスタニングローズ
これは想定内だけどペースが遅すぎる
特に前半4ハロンが48.4秒は超スローペース
5ハロン通過が60.2秒。同日8レースの2勝クラスで59.5秒だったからG1にしてはゆるゆるの流れ……勝ちタイムも0.5秒しか違わない……
もっともスタニングローズが先行して勝った紫苑ステークスが60.8秒だからスタニングローズに取ってはマイペースだったといえるのかも知れない……
ほかに1頭果敢に前に行ったのが有力馬のベラジオオペラだった。いつもは5〜6番手からじっくり乗るイメージだっただけにこれは本当に積極策と云えた。
向正面4ハロン過ぎからさすがに遅すぎると感じた2頭が後方から動く。1頭は戸崎騎乗のローシャムパーク。後方からスルスルと仕掛けベラジオオペラの外まで馬を持ってくる。その手腕はまるで和製ルメール?!笑
その動きに乗じたのがソールオリエンス。
最近は後方からの競馬で脚を余してばかり、今度こその積極策に打って出たが……
このあと6ハロン過ぎから軒並み11.5ペースにアップしたことから、これは絶妙の仕掛けだったと云える。
先に動いたローシャムパークは相手をベラジオオペラ1頭に絞って叩き合いに持ち込むも最後まで交わせそうには見えなかった。
鞍上の横山和生はタイトルホルダーに移乗してあっという間にローシャムパークに交わされてしまったオールカマーの雪辱を果たした形……
さらに東京優駿で先着された2頭にも雪辱した。
4コーナまではインで脚を溜めれたように見えたタスティエーラ。ローシャムパークの後ろで虎視眈々とあとは伸びるだけだけだったソールオリエンスの東京優駿1、2着馬は全く伸びずバテずで、今後に大きな課題を残すことになる……
ソールオリエンスに関しては菊花賞以来ずっと上がりのかかる競馬ばかりでしまい34秒前後の競馬で今一度見てみたいと思う。
タスティエーラは上がりのかかる競馬も得意としているので、なぜ走らなかったのかは謎……
唯一後方インから脚をのばしたルージュエヴァイユは前走の京都記念2番人気から、これはありがちだけど1度の凡走で大きく人気を落とした11番人気からの巻き返し。
鞍上の菅原明良はその前の10レースで全く同じ進路取りで後方から2着に突っ込んでおり、完全再現レースとなった。
長欠明けから完全復活を目指すステラヴェローチェはここでも非凡な末脚をみせて4着に好走。スムーズならもっと上位に来れた可能性をみせて、先の金鯱賞でいきなり2着に来たヨーホーレイク共々22年日経新春杯1、2着馬のレベルの高さを証明した。
なお勝負にならないといい切ってしまったカテドラルは4角最後方からこれもインを突いて脚を伸ばし、なんとダービー馬タスティエーラを含めた7頭を負かして9着に健闘した!!
おみそれいたしました……!!