蛇文 競馬券篇 世界は競馬の比喩に過ぎない 10 | Apocalypse NoW

蛇文 競馬券篇 世界は競馬の比喩に過ぎない 10




はじめに…


ここにのたりくるっていることは
もちろん、個人的なさ迷い言にすぎない…



所詮、その物事のことなど
どんなに頑張っても
半分しかわからない…

 ( 半分までいけないのは勉強不足としかいいようがない…) 
( 半分とはそのことに真摯に取り組んでいれば、誰にでもわかるようなこと… )

勝負は
そこからどれだけ+1、+2と
刻んでいくことができるのか?
その地道な「気づき」が物事の分かれ目
となる


世界のすべてが競馬の中にある
寺山修司は「人生は1レースの競馬の比喩に過ぎない」
とおしえてくれましたが
私は世界は競馬の比喩に過ぎないと思っています

この世のすべてが競馬の中にはあり
競馬の成り立ちとそれを具現化したレースとその結末である馬券によって
インチキにインチキを重ねてお茶を濁してばかりいる
人間社会よりも遥かに健全な世界の在り方とは何かをおしえてくれます



ケンする

ケンすることは逃げているのではない
勇気を持って回避することは
こちら側にある唯一の権利であり
立派な戦略のひとつである


綺麗な馬券

あれもこれも買っても
報われることはほとんどない
美学のない馬券は
ただの煩悩に踊らされているに過ぎない


信念と否定と鳥瞰

自分がなければ買ってる意味がない
しかし物事はそれだけで決まるほど
甘くはない
その思い通りを覆す思考も必要
その削り合いを冷静に判断できる目を持たなければ、それを現実にするにはほど遠い


当てにいかない

置きにいくようなことをやってる時点で
すでに敗者の道に迷いこんでいる


主権は我にあり

なにをどうとるも、すべては自分の内にある…


賭け金に縛りを与えることは
やはりしなければならない
基本的にギャンブルは賭ければ
賭けるほど負ける可能性は高くなる

馬券を買う人は
自らに馬銜 ( ハミ ) を装着して
自らを御さなければならない



あーー良かった、買えなくて


働いて、とりもどそーーー!



いかに馬とリズミカルに
レースの流れに沿った競馬が
できるか

ラスト300まで
どれだけスムーズに脚を残せるか?

どれだけ追わないで
馬の脚を引き出せるか



絶対押さえとかなければいけない馬
自分の信念で選んだ馬
最後の1~2頭
どの馬を客観的に選ぶ必要があるのか?
その「 際 」を制することが重要
勝敗のカギはそこにある

先入観は邪魔者でしかない
すべて御破算にしてから
事に当たらなければならない


1.2.3番人気で決まることなどほとんどない
10番人気以下だけで決まることもまずあり得ない
その狭間に蠢く様々な事柄に左右されることによって、物事は成り立っている


ハナ差の馬券を制することは
馬や騎手、関係者と同じく
大きな差となる


底力とは持続性であり、当てにはならない破壊力のある武器を隠し持った、不当な評価をされている逆転劇を見出だす


展開
前 実力馬
素質
人気
枠順
トラックバイアス
有利不利
ファーストインプレッション


過剰な期待は酷


VTR
過去のパドック映像
上積み。変わり身

最大パフォーマンス

負けたレースから学ぶこと


ウラの取り方…


いじくり回した結果
最初は消していた馬を
結局、買っていることって結構ある…
結果はみえている…


競馬の質は時代の流れと共に
明らかに変わってきている…
予想も馬券もいつまでも同じ方法論にしがみついていても、それでいいわけがない
追求することよりも変化を求める


AIとかを駆使して
競馬に投資するのはそれはそれとして
「あり」だとしても全く別物であり
悩みもがき続けながらも
何度も同じ過ちを馬鹿みたいに繰り返しながら
世界と重なりあう瞬間を
求め続けることが
結果、どれほどの無駄な抵抗であろうとも
重要のように
思います


わかった「から」といって
それは「ふり」に過ぎない
それを具現化できることは
まったく別の話




死んで
生まれて
生きて
死んで
また生まれる…




オークスとダービーのラップを較べると

前半速いのがダービー57.8 vs 59.1
後半速いのがオークス 60.5 vs 59.2

となります


単純に見比べれば
どちらも高速決着だったにもかかわらず
持久力勝負になったダービーと
全体的に締まったレースだったオークスと云えるでしょうか?

最後
12.4-12.2-12.0-11.9-12.0
止まってもいなければ伸びてもいない
ロジャーバローズを差せなかった3強の底力はいかほどのものだったのか?
12.2-11.7-11.4-11.6-12.3
ラップ的にも、普段なら勝てていたカレンブーケドールを見事に差し切ったラヴズオンリーユーの本物度はどうなのか?
どちらのレースの価値が高かったのか?

今年も
牝馬に軍配は上がったような気がしています

最後の最後に
勝ちパターンに持ち込んでいた馬を交わせないと差し切ったでは雲泥の差

高速馬場傾向はオークス当日よりもダービー当日の方がより拍車がかかっていた可能性…

あくまで自己算出では
トラックバイアスはオークス-2
ダービー当日は-9にまで上がり

レーススピード指数(あくまで自己算出)は
オークス97
ダービー92
となりました

ちなみに
去年のアーモンドアイのオークスは±0の97でした
ダービーは-6の92で全く今年と同じ結果に…



第69回 安田記念

スタートのアクシデントによって
後手後手の競馬に終始してしまった
アーモンドアイ
さすがに今の高速馬場では
あの位置からでは差し届かず
仕方のない敗戦だったのかも知れません…
結果的に
去年大阪杯を制して現役最強の称号に限りなく近づいていたスワーヴリチャード( いい脚で差してきて、負けて強しの3着 )と似たような結果に…?その後、その実力は影をひそめてしまいました…
歴史的名牝が同じ轍を踏んでゆくとは思えませんが、ドバイターフで最後ヴィブロスに詰め寄られたレースっぷりと云い
圧倒的な「らしさ」に翳りがあるようにも…
スーパーレコードで勝ったJCによる
バーンアウトの可能性を無視して
無邪気な期待をしているだけでいいのか…?
今後の動向を注視したいと思います

サートゥルナーリア同様
馬場に入ってからのイレ込みがきつくなった
ダノンプレミアム
スタートの不利も重なってまさかの最下位…

それが個性とは云え
バドックでの集中力にムラがあっても
見事に勝ち切ったインディチャンプ

同じ様にみえるイレ込みだからと云って、おんなじ様に扱ってしまう「雑さ」は命取りになりかねない…いい教訓だった様に思います


ちなみに
去年モズアスコットが勝った安田記念は
-5で101で

強気の連闘策が功を奏した結果となったのですが、その後は結果を出せずにいます…

( 結果的に勝つことは、その馬の為になることなのは間違いありませんが、馬券的には問題ありです )

今年は-5で105となりました
今後、毎週の高速決着のツケがどうでるのか?
インディチヤンプと2着に入ったアエロリット (  キツいローテーションでの好走 ) の今後にも注目です