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テーゲーライフ

みたものいろいろ



@ヒューマントラストシネマ渋谷


映画『貞子 vs 伽椰子』見たよ。

http://sadakovskayako.jp/

こんなに楽しみにしていた映画が、これまであっただろうか?(笑)
『呪怨 -ザ・ファイナル-』を見に行った時、スタッフロールが終わった後、呪いの家の荒れ果てたリビングがスクリーンに映し出された。そのリビング置かれているテレビにズームされていくと、いきなり電源がON、画面にサンドノイズが…。そして、井戸の映像が映し出される。『ん?呪いのビデオ!? それ呪怨だっけ?』と思っていると、井戸から女性の白い手が伸び、貞子が姿を表す。何の映像なのか頭の中がパニクってると『貞子 VS 伽椰子』の文字がスクリーンに! そんな、衝撃的な特報を見てから、本当、楽しみだったのですよー(笑)

以降、ネタバレ有り

でもって、簡単にさわりを…。


女子大生の有里と夏美は、森繁教授の都市伝説の講義を受けている。その後、はからずも呪いのビデオを見てしまった夏美を助けるため、呪いのビデオ伝説を研究している森繁に相談をする。研究のため自らもビデオを見てコピーを取る森繁。結果、本物と確信した彼は、徳の高い霊媒師・法柳にお祓いを依頼するも、貞子の呪力の前に敢え無く失敗。有里と夏美を残し皆殺しにされてしまう。しかし、念のために法柳が呼んでいた最強の霊媒師・経蔵が、ふたりのお祓いを受け継ぐこととなる。彼がとった策略は、貞子の呪いを、呪いの家の呪いと喰い合わせ、消滅させようというものだった…。

と、超簡単な成り行きを書いたけど、一方の、呪いの家のエピソードも差し込まれ進行している。そちらでは、呪いの家の隣に引っ越してきた女子高生・鈴花が、不明の小学生を追って家に入ってしまう。心配した鈴花の両親も続くが、次々襲われ犠牲に。経蔵が駆けつけ、鈴花だけは助けられる。そして、有里と合流することになる。

楽しみにしてはいたが、企画色が強くお祭り映画になってるんじゃないかと、ちょっと不安だったのだけれど、そんなのは最初で払拭された。というのも、キャラ設定と演じる役者が明確に作られていたからだ。
有里役/山本美月が、予想以上にこなれた演技をしていたのと、その親友・夏美役に特殊演技をものともしない実力派の佐津川愛美を配していて、このコンビネーションが、もう、密度が高すぎる緊迫感を生み出している。一方、鈴花役の玉城ティナの存在感もスゴイ。呪いの家に魅入られた感じが凄まじいw
もう、これだけのキャラで充分に作品性が固められているが…、
途中から加わる経蔵/安藤政信と珠緒/菊池麻衣。このふたりのキャラの作り込みも最高w 腕は立つが高額の報酬を要求する霊媒師・経蔵、その相棒で強い霊感を持つ盲目の少女・珠緒。これ最強設定w 特に、珠緒は赤い帽子、赤いコートで身を固め、サングラスに白い杖、大人口調と、キャラ濃すぎw 
また、彼を呼んだ法柳も正統派の霊媒師として貫禄充分なキャラだ。大学教授・森繁も、リングの真田広之と何か共通する要素を持ってるし(私的な感想です)w キャラ設定及びキャスティングはバッチリ! 

また、物語の進行もテンポよく、サクサクと進んでいくのも心地いい。ただし、その分、特にもったいぶらせもなく、あっさりと俊雄や伽椰子が登場したりと、雰囲気盛り上げての展開は少ない。まぁ、本作は過去作を充分に堪能した人たちが見にきてるんだろうから、これでいいのだと思う。
残念なのは、さりげなさが少ないところ。画面に映り込んでる俊雄に効果音付きでズームインしたり、昔の呪怨らしさが全くないと言っていいだろうw 
ラスト、貞子、伽椰子の激突シーンに至っては、もはや、Jホラーでもなんでもなく、単にクリーチャー的なものになってしまってるのが、なんだかなぁ…と思うところ。
このラスト演出は違和感いっぱいだったなぁw 

そんな意味も含めて、Jホラーらしさはないものの、役者陣の存在感に魅せられる作品になっていることは確か。そこんところをもう一度見たい作品だ。


16062412:00新橋演舞場

久々の新橋演舞場。

熱海五郎一座 新橋演舞場シリーズ 第三弾 
『熱闘老舗旅館 ヒミツの中居と曲者たち』

http://www.atari.co.jp/2016_atami.html

三宅裕司を座長に手練れの軽演劇人がメインを固め、アンサンブルにはSET(スーパーエキセントリックシアター)の面々。そんな布陣でゲストのふたり、松下由樹、笹本玲奈の魅力を披露する、てんこ盛りの舞台となっている!


箱根の老舗旅館・ふじみ楼は、隣接するヨルトンホテルに客を取られ寂れる一方。そんなふじみ楼に有名旅館・加賀屋に勤めていた女性・小手向江(松下由樹)が働きたいとやってくる。
ふじみ楼を手に入れようとするヨルトンホテル総支配人。それと癒着する神奈川県知事(ラサール石井)。経営難のふじみ楼に融資を持ちかける謎の中国人客。周辺を嗅ぎまわる週刊誌記者。お忍びで旅館に滞在する有名歌手・桐山来亜(笹本玲奈)。いろんな人々の思惑が交錯する中、サミット会場を決定するためのプレゼンが始まる…。

いやぁ、笑った。開幕前からいきなりの東京都知事ネタ(笑)幕が上がってからもタイムリーな時事ネタ仕込みすぎw ちょっとしたところで隙あらばネタが繰り出されてくる。しかも、アドリブっぽかったりするしw こーゆーオーソドックスな軽演劇的ノリは嫌いじゃないな。

でもって、ストレートの軽演劇とタカをくくってみてみれば…、玲奈ちゃん、ゴンドラに乗って登場しての大熱唱w その勢いにイヤリングも落ちる始末w  2幕目では、いろいろ衣装替えもあり、普段のステージでは見ることのできない着物姿も艶やかに、その歌いっぷりに、もうホレボレと惚れ直し。出番は限られていたが、ミュージカルっぽいシーンもあって、『そんな演技は帝劇でやれ!』と、ツッコミ台詞がはいりそうなノリの数々。ミュージカルファンも満足なwつくり。
また、松下由樹さんもタップダンスや殺陣アクションを披露するなど、ゲストの見せ場が豊富に設けられていて、サービス満点なステージになっている。

とってもベタな笑いながらも、誰もが思わずに笑ってしまう、そんなわかりやすさと幅の広い笑いを散りばめた、とてもオーソドックスなお芝居。若い演劇人には作り得ないであろう玄人の舞台とも言える。観てよかった、見ておくべき、そんなスタンダードな作品に仕上がっている。



160622 13:00 @シアターサンモール

久々のシアターサンモール。ピスタチオの流れの舞台があるので行ってきた。
『熱闘!! 飛龍小学校☆パワード』
http://jandmpro.net/


飛龍小学校地下に眠る古代図書館遺跡から、飛龍エメラルドを持ち出した探偵・ジョー(平野良)。脱出の際、相棒・キムは、遺跡トラップの犠牲に。そして、依頼主の噂屋・マリ(田上真里奈)は、エメラルドを手に入れたもつかの間、番長の轟天寺(萩野崇)と、その一味が奪いにくる。そこにジョーも加わっての争いの末、飛龍エメラルドは行方不明に。そこで、噂屋をアジトに監禁し、エメラルドの在処を探る轟天寺。彼女を救うために高学年校舎に潜入する探偵・ジョーとその仲間。そこに、番長グループを制圧し小学校の支配と飛龍エメラルドの奪取を目論む児童会長・遠山(右手愛美)が加わり、小学校の崩壊をも伴う激しい一大争奪戦が繰り広げられる。そして、飛龍エメラルドにかけられた呪いとは?! 

久々にパワーマイムを堪能。演者のパフォーマンスと観客のイマジネーションの共同作業によって、とめどない超絶スペクタクルシーンが繰り広げられるw そう、パワーマイムに慣れてないと戸惑うところかもしれないが、馴染んでしまえばこちらのものだ。しかも、この作品の世界観が実にパワーマイムに似合ってる。登場人物全員が小学生。そして、その小学生たちが考えてる世界が舞台となっている。彼らの世界では、ウワサが大きな価値を持ち、そのウワサをうまく扱う事で一目置かれているのがウワサ屋のマリである。そして、ウワサの真相を探るNo.1探偵・鋼鉄のジョーと、彼をライバル視する探偵たち。番長・轟天寺に忠誠を尽くす凄腕の忍・不知火。カメレオンスーツを駆使しジョーを助ける裏飼育委員・マドマアゼル。児童会科学戦闘部隊を指揮し轟天寺のアジトに乗り込む真面目口。敵味方構わず校則違反者を徹底的に取り締まるジャレッジドレッド・村雨ケン。これら個性的なキャラクターたちが、ステージ上を所狭しと縦横無尽に動き回り迫力イッパイの物語が展開していく。ワクワク、ドキドキの圧倒的な小学生の世界。もう、たまらない。

ウワサ屋役/田上真里奈が、なんだか大人っぽいw ジャッジドレッドの菊地創くんがカッコイイ。ほかのキャストもみんな、小学生の格好をしてるけど、その裏で、ふとした瞬間、すごく大人っぽさが垣間見えて、そこがまた良し。

物語はクライマックス、パワーマイム全開の時計塔内部。大きな歯車や機械仕掛けをキャストが演じる。轟天寺との戦いの末、エメラルドを手に入れたジョーであったが、呪いをとくハズの彼が向かった先は…。
そして、、、忘れられていく記憶と思い出。しかし、ウワサとして残る鋼鉄のジョーの名。
なんとも切ない、切なすぎる幕切だ。しかし、それにより、より心に残る物語となった。

パワーマイムを用いて演劇的な見せ方をしながらも、それゆえにセットや視覚的演出に縛られない、実に多様性のあるエンターテインメントをかたちづくる作品となっている。いや、それ以上に、より凝縮された密度の高い出来栄え。素晴らしい! 舞台演劇の可能性を見せつけられたようなステージだった。




160602 19:00 @ 座・高円寺

さくら隊に関わりのあった元・演劇人をインタビューするというところからの導入。老人が当時を思い起こす中、ステージ中央、静養のため故郷に戻っていた女優・園井惠子の元を、さくら隊が訪れる場面に続いていく。

岩手出身で宝塚少女歌劇団に憧れ入団した女優・園井惠子。本名の袴田から『ハカマ』の愛称で人気を博すも、他劇団に客演したのをきっかけに、新劇の劇団「苦楽座」に籍を移す。しかし、時代は戦争の最中…。苦楽座は解散、園井は演劇を続けるため、移動演劇隊・さくら隊の一員として活動。その巡業のため滞在していた広島で被爆。
女優・園井惠子と、さくら隊。志半ばで散っていった若き演劇人たちの熱い想いを描いた作品となっている。

劇の稽古に励むさくら隊のメンバー。時が経つに従い、それぞれの役立てが出来上がってくる様が面白い。
そして、役が仕上がった結果、広島行きを迷っていた恵子の心に変化が現れる。役者魂に火が着き、公演への熱意が湧き上がってきたのだ。
この一連の流れを堅実に見せていくことで、園井恵子とさくら隊の演劇に対する直向きが、伝わってくる。そして、それ故の悲劇が待ち受ける。

舞台セットもシンプルで、いくつものテーブル状のオブジェを組み合わせて、卓になったりステージにしたり、部屋の境となったり、と、演者たちが組み替えていく。
演者はほぼ出突っ張り。メインじゃない時も、傍で眺めていたり、小芝居をしていたり、次のシーンの準備をしていたり、と、様々だ。
決して派手さのないステージで、むしろ地味にさくら隊の稽古や日常が演じられていく。が、しかし、やがて8月6日の朝のシーン。煌びやかな青白い閃光と、体に響く音響が鳴り響く。このギャップは、あまりにも鮮烈だ! 

そして、象徴的なセットが組み上げられる。
さくら隊の面々の、その後が語られるのだが、ラスト、果たして、これは取材なのか? その問いかけは、わからないままだ。

いやぁ、圧倒的だ! 芝居に情熱を懸ける演劇人たちを演じる演者の気迫も半端ない。その緻密な構成・演出も見事に、現在の演劇の力をまざまざと知らしめる舞台となっている。観ることができて、よかった作品!










16060114:45@丸の内ピカデリー3


犯した罪に目をつぶり、その上、高額な報酬を約束された15人の男女。そんな彼らの任務は、火星に増殖したゴキブリを退治することだった。そして、その任務にあたるため特殊な手術も受けている。しかし、火星に降り立った彼らを待ち受けていたのは、想像以上の進化を遂げたヤツらだった。

ありがちな筋立てではあるものの、隊員たちがそれぞれ特定の能力を持った昆虫人間に変身し闘うのが目新しい。まとまりない隊員たちが、強力な敵を前に協力し、それぞれの能力を武器に、闘いの火蓋を切る。矢継ぎ早の戦闘シーンとその極めて特殊な能力に目を離せないw デメリットを伴う変身、特化し偏った能力。この辺は、特撮変身モノとして面白い。
極めて登場シーンが少ないものの、強烈にその存在感を際立たせる役立てが幾つかあるのも特徴だw そこに、菊地凛子、武井咲を配してるのもツボ。

それほど描かれないキャラがあったり、ちょっと物足りなさも感じたが、早い展開で、さっくりと楽しめた怪作と言える。

160528 18:00 @ 新宿村LIVE
久々の新宿村。田畑亜弥ちゃん出演ということで、足をはこぶ。
しかし、まぁ、新宿村の変わりように面喰らうw すっかり見違えるようになってる。

さて…。

第3回 SANETTY Produce 『Hands Up』

2012年に上演されたボクラ団義番外公演『Hands Up』の再演ということだ。

とあるお屋敷に集まった14人の男女。本人たちは何故そこに来たのか、直前の記憶がないが、確かに自らで、ここにやって来ているのだった。謎の声の指令により、ゲームをやらされる14人。そこで、ミッションをクリアできなければペナルティが与えられる。また、ゲームから離脱したいものは手を挙げれば抜けることができる。ただ、手を挙げたものは忽然とその場から姿を消してしまうのだった。そして、屋敷で過ごすうちに14人のそれぞれの忘れ去られた記憶が戻ってくる。

長い。上演時間2時間40分。全員の役立てを見せるのには仕方ないが、やはり長い。しかも、終盤まで状況設定が明らかにされないため、ゲームをやる中でのやり取りが延々と続くのだ。これには疲れた。しかし、その分、終盤のネタあかしの爽快感は高まるのだけどね。
役者が皆さん手練れで、飽きさせないのも大きい要素だった。しかも、個性的な役立てを見事に演じきっていた。対戦相手の親友を殺してしまったボクサー。膝わ壊したバスケットボール選手。歌えなくなったボーカリスト。落ちぶれたアイドルと、そのマネージャー。などなど。何かしら大きなトラウマを持った癖のある人たちを熱演。これは見応えがある。
一見関係なさそうな14人の過去のつながりが、どんどん明らかになっていく終盤の流れが気持ち良い。

理屈付けにちょっと難はあるものの、面白い内容ではあった。それこそ、もうちょっとさっくりと観れればなぁ…と、そこだけが惜しまれる作品。




160527 13:00 @帝国劇場

http://www.tohostage.com/sister_act/index.html

クラブ歌手のデロリス(森公美子、蘭寿とむ/Wキャスト)は、殺人を目撃したため、ギャングのボスから命を狙われるハメに。警察によってかくまわれ、修道院に身を隠すことになったデロリスは、シスターとしての生活を送ることとなる。何かと問題を起こすデロリスは、修道院長に煙たがられながらも、歌手ということで聖歌隊に入ることに…。

どうしても森公美さんのデロリスのイメージが強烈に印象づいているのだが、あえて、蘭寿とむデロリス&禅さんのコンビを観劇。
これが大正解! 蘭寿とむさんは、全く遜色なく原作の持つノリを踏襲しつつ、森公美さんや映画とも異なるデロリス像を作り上げていた。これはスゴイ! コミカルでカッコイイ蘭寿とむデロリス。全然アリだ!

自由奔放で、修道院の規律を乱すデロリス。そんな、自分たちとは全く違うデロリスに戸惑いながらも、興味津々な修道女たち。中でも見習いシスターのメアリーは、思わずもデロリスの後について行ってしまうw とにかく、メアリー演じる宮澤エマさんの振る舞いが可愛らしいw アンサンブルでは須藤香菜ちゃんの個性派演技がツボw こーゆー女優さん絶対に必要だよなぁ。デロリスの指導によって、ポップに聖歌を歌う聖歌隊は、一躍人気となり、法王の前で歌を披露することになるが、デロリスの所在が知れるところとなり、ギャングたちの襲撃を受ける。しかし、メアリーを中心に修道女たちがギャングの前に立ちはだかりデロリスを守る。ここでの宮澤エマさんもステキ!w そしていよいよオーラス、法王が登場するのだが…、なぜかオーケストラピットにw まさかの塩田さんw
煌びやかな衣装をまとい、歌を披露する聖歌隊。そして、カーテンコールへ。いや、楽しいね。なんか、全て忘れてホント楽しいって思える作品。何度見直しても、その時々での楽しさに溢れてるんだろ~な。

 

16052118:00@スペース・ゼロ




富田麻帆ちゃんが出演するということで、スペース・ゼロまで足をはこぶ。

安土の盾と呼ばれる忍びの活躍で、本能寺の変を生き延びた織田信長。信長に仕えるくノ一・ほたるは、明智光秀の妹姫としての顔を持ち、信長を守るための任に就いていた。そして、二人の策士の力で中国地方を平定した羽柴秀吉が、信長の元に戻ってくる。その二人の策士、黒田官兵衛、竹中半兵衛の両名を探るべく動くほたるであったが…。探索する中、信長の暗殺計画が進められていることを察するほたる。そして、動物たちが突然に信長を襲う事件が立て続きに起こる。それは、ほたるの属する伊賀に伝わる忍法帖による術とわかる。そんな折、黒田官兵衛が姿を消してしまう。

戦国武将のイケメン恋愛ゲームが原作となっているので、ほたるを巡る恋模様を絡めつつ、信長の暗殺計画とそれを探索するほたるの活躍が描かれていく。

冒頭から、ほたるが繰り出す術に合わせたCG演出があまりにも見事! こんなにも美しく、かつ、舞台と融合したCG演出は初めて見る。また、その殺陣アクションも激しく、見栄えがしてカッコイイ! 
また、このテの芝居には珍しく、花道も設置され、それを活かした演出も面白い。
しかし、戦国アクションものとはいえ、あまりにものキャラ立ちのしすぎで、もはやコメディ色も色濃く出てきているw 特に、アドリブシーンでは、笑いが絶えないファンサービスw カンパニーのチームワークもうかがえる。

2時間20分と、内容に比べ長めの上演時間。命のやり取りをする内容にしては、心情に流されるゆるい展開。と、ちょっと首を傾げたくなる部分もあるが、しかし、これが出来すぎたキャラクター劇と考えれば、納得だw とにかく、執拗に各キャラの心情が描かれ、見事なまでのキャラクター劇に仕上がっている。また、シーンによっては、いろんなパターンのセリフが用意されていたりと、実にゲーム原作らしい造りのようだ。そんなところも含め、ファンにとっては申し分ないものになっているんだろうなぁ。

でもって、ほたる役、富田麻帆の出突っ張りの熱演によって、終始、高い熱量と密度を保っている。とても在り方の面白い作品だ。





2016アニーをもって、演出家ジョエルが卒業。2001年からだから、初演から2000年までやっていた篠崎先生より長くやっていたことになるのか…。

正直なところ、ジョエル演出は全体的に緩くて、台詞回しも不自然。タップキッズのシーンも唐突すぎ、篠崎演出に慣れていた僕は、全く馴染めないものでした。もっとも、昨今のアニー人気もあって、こちらがスタンダードになっていくんですけどね。


とりあえず、ジョエル演出最後ということで、新国立劇場・中劇場まで足をはこびました。トゥモロー組を観劇。


ここのところ、子供キャストたちは、もう、全くわからないのでw 大人キャスト中心の観劇。


三田村ウォーバックスもすっかり作品に馴染み、全然悪くない。

木村花代グレースは、これがもう、気品があってキュート。でもって凛とした立ち居振る舞いが素晴らしい。もちろん歌は言うことなし。グレースは、しばらく花代さんでいって欲しいなと思うほどハマってる。

さて、ミス・ハニガン役が、ようやく女芸人系から離れ、遼河はるひさん。その背の高い体格から繰り出される子供たちとの絡みに期待したが、ちょっと不発。そんな怖さはなかった。酔いどれた、やさぐれぶりで歌う姿が絶品w

リリー役は野呂佳代ちゃん。結構舞台づいている。リリーはスタイルいいアバズレなイメージがあったのだけど、それを払拭するキュートで可愛いリリーw しかし、その安っぽさはイチバンw 場末感、イマイチ感がバツグンのリリーとなっている(←ホメてるんですよ)w


で、この女優三人。元・劇団四季、元・宝塚歌劇団、元・AKBとゆーのが、今的というか、特徴なのか。

そんな日本を代表するような集団の出身者が、安定の仕上がりで、ジョエル演出・最後の公演を飾った定番の一作でした。


さて、来年、ミュージカルアニーはあるのか? 誰が演出となるのか? キャストは?

まだまだ、興味が尽きない人気作。これからも注目していこうっとw


16042810:30@渋谷シネパレス






http://ayakano.jp/

韓国映画としてもお馴染み。73歳のおばあちゃんが若返って…ってお話。

まず、若返るのも、元に戻ってしまうのも、特に理由付けのないところは、まぁ、やむなしか。そもそも、こんな作品、ツッコミ入れても仕方ないw

とにかく、若返ってからの立ち居振る舞いのハツラツさが素晴らしい。でもって、劇中で歌われる数々の昭和歌謡と、多部未華子ちゃんの歌唱が素晴らしく似合うw 特に『悲しくてやりきれない』に流れる回想シーンは、もう、たまらなく涙腺が緩んでしまう。経験なきノスタルジーに、ここまでヤラれたのは久々だ。歌のせいか?

まぁ、各所に笑いを配置しながらも、ノスタルジーとペーソスに溢れた結果オーライな定石展開は、好き嫌いはあれ、この作品に相応しい流れ。でもって、そこに身を委ねる心地よさを僕は知ってしまっているw 
そして、この月曜ドラマランド的つくりは、まさにそれを見て育った世代にはしっくりくる緩い内容w これまた、心地いい(笑)

一方、キャストをみると。
主人公・瀬山カツ(倍賞美津子)の娘役が小林聡美ってのも狙いなのか?
かつて、階段落ちで男女が入れ替わってしまう作品『転校生』のヒロインだw なんだかちょっぴり懐かしいw

オーデションシーンでは、ワンシーンだけど『生ハムと焼うどん』のふたりが出演。現在、とても注目度の高いアイドルとして名の揚がるユニットだ!要潤の背景に映り込んでるだけで、生うどんだとわかる、その強烈な存在感!やっぱコイツらスゴイよw 

そんな、いろんなコトを内包した作品に仕上がっていて、個人的に、とても印象に残るものとなっている。そして、ことさらに多部未華子の演技幅の広さと、その対応能力の高さを認識できた。でもって、多部未華子には『特殊女優』の称号を与えたい。そんな意味でも、とても面白い一作といえる!