今回は、まだびんぼうゆすり運動について知らない方のために
基本的なところについてまとめてみました。
一般にびんぼうゆすりは、脚の前後の筋肉が交互に収縮伸張を繰り返すことにより起こり、
・長時間座ったままの姿勢でいると、下半身の血流が滞ってしまうので、それを解消するために無意識に行うといわれています
・人間は何もしないという行為は、心理学的に不安になる事が多いために、それを解消するために脚をゆすって気を紛らわせるためともいわれています
・また、取りすぎたカロリーを本能的に消費しようとすることからゆすり運動をするともいわれています
びんぼゆすりという運動は、これらの身体的、心理的なストレスから脳や身体をリラックスさせるための自然行動の一種ではないかと考えられています。
言い換えると鼻や口から体内に異物が入った時にくしゃみやせきをして体外に異物を出し身体に起こった異変を解消しようとするような、また、寒い時に身体を震わせて体温を調節するような生体反応に似ているともいえます。周囲の状況によっては疎まれてしまいがちなびんぼうゆすりですが、せきやくしゃみのようにマナーをわきまえるようにすることで身体にとってとても重要な役割を果たす動きともいえるでしょう。
また、ある研究によれば、びんぼうゆすりは赤ちゃんの時に起こるクローヌスと呼ばれる足をピクピク動かす原始的な動作の延長線上の動きではないかとの考察もなされているようにびんぼうゆすり様運動は人にとってとても自然な動作といえます。