お茶の木の中に小鳥の巣があった
ホオジロの巣立ったホボ毎年あったが
中には蛇にやられてる年もあった
家に持ち帰り 赤ちゃんの内から育て
慣れさせていた 祖父ちゃんは
家の一間に梅ノ木を入れて小鳥を自由に遊ばせていた
昭和30年代前半の話 記憶に残ってるのは
祖父ちゃんに慣れてて 外に遊びに出しても
家の戻ってくるくらい慣れてた
子供の頃不思議に思ってた
積んできたお茶は祖母ちゃんが釜炒り茶にしてた
炒ってむしろの上に散らばらせて干してた記憶
あまり多くは無かったが近所の人と一緒に摘んで
2軒分の1年分はあったと思う
ホオジロ慣れてたな~