次元です。

続きです。


20分近く時間が過ぎている
彼女が申し訳なさそうにこう言った
「お時間過ぎてしまいました」と

「延長、できる?」

「ごめんなさい。予定があります」

「そっか、諦めます。また逢えるかなぁ?」

「また来ます」

ロビーフロアまで行き、お別れする
彼女はタクシーに乗り込む


90分52000円(割引込み)それにホテル代
惨敗です
お話とキスだけで70000万超え

お嬢さま雑誌から抜け出してきたような姿に驚き、緊張さえした
触れてはいけない果実に手を出してしまった結果がこれ

せめてホテル代の元を取ろうと、一旦自宅へ戻り 月曜日の装いで再びホテルへ

駅のホームでソバを喰らい、7で飲み物とスナックを購入 部屋に戻ったのは19時過ぎ

普段見ないTVをつける 長瀬君が画面を動き回っていた


こんな話、ただの”ぼったくり?”体験記とか、風俗失敗談ですよね
このあと、小説のような話が始まります


部屋着に着替え 新しいタオルをお願いし デスクに向かい仕事を始める
携帯が音を立てる 非通知には出ない
再び震えだす 番号通知 
「はい、次元です」

「次元さん、〇〇です。先ほどはありがとうございました」

「こちらこそありがとう。でも、とっても残念です。またお逢いできるといいけど」

「私もお会いしたいです。いま、どうされていますか?」

「ホテルの部屋で仕事だよ。もったいないじゃん」

「そうですよね すいません。また会ってくださいますか?」

「もちろん。タイミングが合えば ぜひ」

「嬉しいです。会いに行きますね」
№1はフォローもしっかりしてるなぁと思う


ドアがノックされ、新しいタオルが届く


再度ドアがノックされる TVではイモトさんがはしゃいでいる

またタオル?かと思い、スコープ確認なしでドアを開く

驚いた そこには彼女が佇んでいた

「逢いに来ました」

「えっ、今日?」

「ご迷惑ですか?ごめんなさい」

「いいけど、驚いただけ。だって」

「『だって』何ですか?」

「だって、驚くじゃん。どうして?まぁ、入ってください」

「ありがとうございます」


ホントに驚きました。数時間前にタクシーに消えていった彼女が目の前にいます
消えていったそのままの姿で 舞い戻ってきた天使






続く・・・