次元です。

続きです。


舞い戻ってきた天使は 招きいれた部屋の中でポツンと立ったまま
沈黙の時間が流れる

「迷惑でしたか?」

「迷惑だなんて、そんなことはないけど どうして?」

「あの後、友達と会ってたんですが 次元さんの事が気になって」

「嬉しいな そんなこと〇〇さんから言われたら舞い上がっちゃうよ」

「お話に夢中になってしまって ほんとうにごめんなさい」

「いいよ、気にしないで。僕が悪いんだよ」

「どうしたらいいですか?」

「希望は叶うの?」

「お応えします」

「じゃぁ、1杯付き合って」

「えっ、それでいいんですか?続きじゃなくって」


このときなにか ”予感” がしました 『仲良くなれるかも』と


ラウンジバーに場所をかえ 1杯お付き合いいただきました
何を話したか? 記憶が怪しいので記しません


「では、行きましょうか?」

「ほんとに一杯だけ?」

「そうだよ」

「ほんとに?」

「うん、願いが叶ったからね。それと…」

ペーパーナプキンにアドレスとフルネームを書いて渡す

「気が向いたら、連絡ください」


握手をして タクシーに乗せる 走り出したタクシーの窓が降ろされ手を振る彼女



余裕のあるオトナを演じすぎてしまったかなぁ 続きをしたほうがよかったかなぁ
いろんなことが頭をめぐっている
 

部屋に戻るとメールが届いていました

『次元さん 今日は本当にありがとうございました。そして、ごめんなさい。今、東海道線の車内です。素敵な方にめぐり逢えて幸せです。その優しさと紳士さ、それに真摯な振る舞いは罪ですよ。またお逢いできますか? ☆☆ ☆☆☆」

本名入りのメールでした
僕はこう返信した
『☆☆☆さん こちらこそサプライズをありがとう。謝る必要はないからね。僕は罪人ですか?あなたの美しさやふと見せるかわいい仕草、それに素直さのほうが大罪ですよ。心、奪われました。またメールしてもいいですか?』

時を空けずメールが届く
『待ってますね。楽しみがひとつ増えました』


この日からメル友(死語?)の関係がスタート
日に1通のやりとり 日常の出来事や個人的なことを


そして約1ヶ月後、僕たちは再び会うことになった
都内ではないところで



続く