以前ツイッターに投稿したものを再編集、追加してみました。





とある公園の片隅にひっそりと佇む謎の鳥のセメント製レリーフ。
昭和10年からこの付近に在ったそうです。


このレリーフのデザインは、戦前の大軌(大阪電気軌道・近畿日本鉄道の直系母体)のマークで、大軌ビルディング(現・近鉄百貨店上本町店)に掲げられていた説が有力とか。
胸にも社章らしきものがあしらわれておりますしね。
このレリーフ自体が掲げられていたのか、このデザインのマークが掲げられていたのかは、解釈の分かれるところですが。


それにしてもこの鳥、コンドルや金鵄などと言われておりますが、金鵄とは、「日本書紀」に登場し、東征する神武天皇(初代天皇)を助けた金色の霊鵄の事とされ、このレリーフの在る公園の側を通る「暗越奈良街道」は、神武東征のルートにあたるとの伝承がある為、後者であれば、この地に鎮座する意味も有るのかな…と。

因みに、この近辺の昔の地名「神路村」の由来は、前述した神武東征のルートであった事(「神」武天皇が通った「路」?)から付けられたのだとか。
更に言うと、過去の隣接自治体「小路村」も、当地が「中小路(なかおじ・暗越奈良街道の別称)」と呼ばれていた事に由来するそうな。

このふたつの地名は、今現在「神路(かみじ)」「小路(しょうじ)」として受け継がれております。



長くなりましたが、この金鵄、何か深い縁でこの地に降り立ったのでしょうか。





しかし
何故に公園に背を向けている?? 






続いては





赤レンガ倉庫

この近辺は、昭和初期、セルロイド産業のメッカだったそうで、引火性が極めて高いが故、壁面は防火性の高いレンガを積み上げて造られたのだとか。
反面、屋根はいつ吹き飛んでもいい様、軽い素材で造られたそうな。

今でも現役稼働中!

この様なほぼ完全体での保存状態は大変珍しいらしく、然るべき機関での保存が望まれますね。





てか…










両方夜やんけ!(笑)