男子であれば、過去に一冊や二冊は持っていたであろう妖怪本。その現代のデフォルトとも言うべき存在?の…
 
とまあ、私ごときが偉そうに言うのもはばかられる存在の…
 
 
水木しげる氏
 
 
その氏が93歳で亡くなられてからもうすぐ二年が経とうとしています。
 
そんな中、やってくれちゃいました。
 
 


追悼水木しげる ゲゲゲの人生展
 
 
大丸神戸店 9階大丸ミュージアムへ行って参りました。
 
 
先ずは
 
 
先日ツイッターに上の写真を1枚だけアップしましたが、この様な写真を撮りSNSにアップした画面を受付にて提示すると
 
 
貰えるワケですね~会場限定うちわが。
当然いただきますわな。
 
皆さんSNSをされていないのか、お恥ずかしいのか、興味がないのか、貰ってる人はほとんどいませんでしたね。もったいない。
 
 
で、早速館内へ。
先ず、中涼しいんで速攻リュックにうちわを仕舞います(笑)
 
そして、館内は当然撮影禁止なので写真はありませんが、展示物の多い事!
氏のヘソの緒(を入れた容器)から小学生時代の通知表、蒐集品、習作物、日記、手記、戦時中のハガキ、戦後間もない頃の持ち物や、各種原稿に至るまで、ゆっくり観ると1時間は優に越えるボリュームなので、腰痛持ちの人は気ぃ付けなはれや!
 
月並な言い方ですが、幼い頃からの才能、作品の着眼点、独自性、緻密さや、過去の習作物や持ち物をよくここまで残していたなという事に、只々感心してしまいました。
現物を見られるのがこういう展覧会の醍醐味ですよね。足を運んだ者の特権です。
 
そして、もうひとつの楽しみが、物販。
今回は
 
 
会場限定クリアファイル
 
 
限定ではないブックマークセット
 
 
角川文庫「改訂・携帯版 日本妖怪大事典」

これはもう、雰囲気テンション買いですね。
ジャケ買いとかタイトル買いとかと一緒で、氏の作品で溢れた会場の雰囲気と、見終わった直後の若干高めのテンションでサクサクッと買ってしまう感じ。
じゃあ、会場以外の書店や通販で見かけた場合は買わなかったのか?と問われると、買ったかもしれないし、買わなかったかもしれないし…という、どっちやねん!みたいな回答。
 
買わなかった場合の理由としては
 
 
既に持ってるんですよ、こういうの。
講談社文庫「決定版 日本妖怪大全 妖怪・あの世・神様」
 
最早鈍器の分厚さ。
京極夏彦の小説レベルですね。
 
 
ツレか!
 
 
買った場合の理由としては
 
 
後者は総項目数895項目に対し、前者は1592項目と、遥かに多い事。
ただ前者は、異称を全てひとつひとつの項目として掲載している為、この膨大な数になっているワケです。
 
例えば、各地に伝説の残る「ダイダラボッチ」という妖怪(?)。異称として
 
ダイダボウ
ダイダラボウ
ダイダラホウシ
ダイタロウボウ
ダイトウボウシ
ダダボウシ
ダダ星
デイデンボメ
デーデーボ
デエデエボウ
デエラボウ
デーラボッチ
レイラボッチ

 
多っ!
 
確認しただけでも13もの異称があり、ひとつの妖怪だけで14もの項目が設けられていて、そら多くなるわなって感じなんですが、国語辞典の様に、その全ての項目から検索が可能なのであります。
ムダに項目が多いワケじゃあないって事ですね。
 
しかし、鈍器の方が、全ての項目に小さいながらも氏の妖怪画が添えられているのに対し、ダダ星の方は大きく下回る357点。
要するに、一長一短、お互いがお互いを補完しているワケですな。

 
ダダ星て…

 
結局両方要るんやんけ。
 
てか、関係ない話長いわ!!
 
はいはいごめんごめん
 
 
 
ゲゲゲの人生展公式図録。定価2300円(税込)
少々値は張りますが、鑑賞後反芻するのにはもってこいです。何せ多いですからね、展示物が。
開催時は通販も受け付けていたみたいですね。
以降の開催時でも受け付けるのでしょうか?
 
 
あと、ついでと言っては何ですが、過去に東急ハンズにて期間限定で開催されていた、ハンズカフェ✕ゲゲゲの鬼太郎コラボ時に購入した物を載せておきます。
 
 
 
 

 
妖怪のデタラメなスペックよ…  
 
 
 
とまあ、ダラダラと書いてしまったんですけども、ここまで書いておいて何ですが、私、水木しげる氏の熱狂的なファンなのか?と聞かれると、そういうワケではないんですよね。
今まで沢山の作品を読み漁ってきたワケでもなければ、今現在所有している、氏の作品や関連本も、上記の物や
 
 
 
この数冊くらいしか持ち合わせておりません。
 
書籍は持っていても、実際水木しげるロードには行った事ありませんし、ゲゲゲの女房も読んだり観たりしていません。
 
ただ、冒頭にも書いたように、男子であれば必ずと言っていいほど持っていた妖怪本。
子供なんで、ぬり絵や落書きしてボロボロになったり、友達と交換したりと、長く手元には残りませんが、私に関しては、常に氏の妖怪画が描かれた何かしらの本を持っていた記憶があります。
 
ですので

 
妖怪の絵=鬼太郎の人の絵
妖怪の絵=鬼太郎の人が描くもの

 
という刷り込みがなされており、それが今になっても、氏の妖怪画に対し体が無意識に反応してしまう原因になっているのでございます。



因みに以前の会場は(全て終了)

東京会場 2017年3月8日(水)~3月20日(月・祝)
大阪会場 2017年4月5日(水)~19日(水)
京都会場 2017年4月26日(水)~5月8日(月)
神戸会場 2017年7月26日(水)~8月14日(月)


今後開催予定の会場

福岡会場 [前期] 10月27日(金)~11月19日(日) [後期] 11月21日(火)~12月10日(日)
        ※会期中、一部作品の展示替え有り
名古屋会場 2018年4月28日(土)~6月10日(日)
沖縄会場 2018年7月11日(水)~9月2日(日)

この他の巡回先は随時発表するとの事です。
 
 
ロングランですね~
サッと始めてパッと終われる内容でもないですからね。
 
 
 
最後に、上記の通り、神戸会場は既に終了しております。
私が訪れたのは終了1日前の8月13日(日)…既に約1ヶ月前の出来事です…
 
 
 
 
 
書くならサッサと書けよな(笑)