周辺の人通りの多い狭路を慎重に運転し、京都市は上京区の



「大将軍八神社」へ。





これまたタイトな駐車場に車をねじ込み、車を降りると何やら境内が騒がしい



「和太鼓ドン」という催し物が行われていました。
しばし太鼓の音圧を味わい、いざ参拝。


【御祭神】

○ 大将軍神(だいしょうぐんしん)【素戔鳴尊(すさのおのみこと)・天津彦根命(あまつひこねのみこと)】
○ 大歳神(だいさいしん)【天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)】
○ 大陰神(だいおんしん)【市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)】
○ 歳形神(さいぎょうしん)【田心媛命(たきりひめのみこと)】
○ 歳破神(さいはしん)【湍津姫命(たきつひめのみこと)】
○ 歳殺神(さいさつしん)【天穂日命(あめのほひのみこと)】
○ 黄幡神(おうばんしん)【活津彦根命(いくつひこねのみこと)】
○ 豹尾神(ひょうびしん)【熊野樟日命(くまのくすびのみこと)】

左客人宮 聖武天皇
右客人宮 桓武天皇


【御由緒】

延暦十三年(794)平安京遷都の際、桓武天皇の勅願によって奈良春日山麓より大将軍神を平安京大内裏の北西角(陰陽道の天門)の地に勧請し、国家守護、国民の繁栄を祈念したのが始まりです。
大将軍神とは、陰陽道・道教の信仰による方位を司る星神であり、この神の方位を犯すと厳しい咎めを受けるというので、古来非常に恐れられてきました。
社号は初め、陰陽道のお堂として「大将軍堂」と称され、応仁の乱の荒廃後に神社として復興。江戸時代中期に大将軍神を始め暦の神八将軍神と、素戔鳴尊とその御子八神が習合。又、聖武・桓武両天皇を共にお祀りし、「大将軍八神宮」と改称。明治の改正によって陰陽道等の外来神は廃され、以降現名称となりました。


文字数多いな(汗)



拝殿





狛犬ズ





本殿前の八卦方位石



小さな鳥居が (*´ェ`*)



ご神木、えらい事になってますね(汗)



三社
向かって右から
命婦神社
厳島神社
猿田彦神社



五社
同じく
恵比寿神社
稲荷神社
天満宮
長者神社
金毘羅神社





招霊ノ木(神代榊)



地主神社



大杉大神



これまた小さな祠
豆吉明神



ワンカップと同じ大きさの狛犬 (*´ェ`*)



本殿真後ろに置かれている錨



方徳殿(宝物庫)前の大将軍神像

殿内には、80体もの大将軍神木像群(重文)等が安置されており、毎年5月1日~5日、11月1日~5日に公開されています。
(公開期間以外でも受付していますが、要事前予約)



向かって右手より
歳徳神社
大金神社



美しい御朱印帳(小さいサイズ)を拝受させていただきました。



勿論御朱印も。



そして、八角形の交通安全ステッカー。
黄色地に八卦の赤が映えます。

こじんまりとした境内なので、10数分でひと回りできるかと思います。






神社を後にし、すぐ横の、一条通と天神通の交差点に店を構える「八幡屋」さんへ。
(^m^;)<アヤシイ



日本の妖怪柄のマイクロファイバークロスをというトリッキーなアイテムを購入。
同じ商品で、世界のUMA柄があり、ひじょ~に迷いましたが、日本人なら日本の妖怪!
ペナント形でもよかったかもね。

大将軍八神社前の通り「一条通」は百鬼夜行の通り道らしく、「妖怪ストリート」として様々なイベントが開催されているそうです。



そんな妖怪ストリートにいらっしゃった、精悍で懐っこい猫さん。
なかなかシャッターチャンスをいただけませんでしたが (^_^;)



で、お次はガラにもなく「よーじやカフェ」へ。

畳の間に上り、中庭を眺めながらのひと息。



日本に生まれてよかったな~と思える瞬間。

女性客の全員がスマートテレフォンとにらめっこだったのが印象的でした。
SNSに投稿中ですかね。

あと、外国の方々に大人気でした。さすが京都。

因みに、よーじやとは…
京都市に本社を置くあぶらとり紙を中心とした和製化粧雑貨品の会社です。



この絵でお馴染みですね。




そして最後に、第六十三代天皇「冷泉天皇」櫻本陵へ。





冷泉天皇(れいぜいてんのう)

ものの本によると、生まれて間もなく立太子したものの、幼い頃から精神の病で奇行が目立った為、即位に異議を唱える者が少なくなかったそうですが、母方の父が藤原北家の大実力者である師輔(もろすけ)だった為、18歳で即位しました。
足が傷つくのもいとわず一日中蹴鞠に興じたり、番小屋の屋根に座り込んだり、父の村上天皇への手紙に陰茎の絵を描いたりなど奇行が止まず、国政は実質的に関白太政大臣の藤原実頼(さねより)が支配していたそうです。
足かけ3年で譲位後、62歳の長寿を保ちました。







これにて散策終了。
帰りに韓丼!





「大将軍八神社」

京都市上京区一条通御前西入西町48
電話 075-461-0694
駐車場 神社横駐車場 3台 境内 約5台分
公式HP daishogun.or.jp


「冷泉天皇櫻本陵」

京都府京都市左京区鹿ヶ谷法然院町・鹿ヶ谷西寺ノ前町