7/25付ツイートの詳細です。



「喜連瓜破(きれうりわり)」、「放出(はなてん)」に並ぶ難読地名を名に持つ、大阪市は平野区の「杭全神社(くまたじんじゃ)」へ。

国道沿いに参道入口鳥居が有るので、非常にわかりやすいです。

当日快晴!焼けるような暑さでしたが、神社へ行くと、何故か心も暑さも落ち着くんですよね。
心地がいいというか。



九世紀、平安時代の初め、平野郷の守護神として第一殿が奉祀されたのが、当社のはじまりである。
その後、十二世紀に第三殿が、十四世紀に後醍醐天皇の勅命により、第二殿が勧請せられ、ここに現在の三社の規模が出来た。古くは祇園社、熊野権現社と称せられたが、明治三年杭全神社と改称し、昭和五年府社に列せられた。
当社は古来、浅野の崇敬厚く、特に中世、平野郷が堺と並んで栄えた頃は、社運隆盛を極めた。
大門は鎌倉時代の建物、第一殿は奈良春日大社本殿を正徳元年(西暦一七一一年)に移建したもの(重要文化財に申請中)であるが、第二殿・第三殿は永正十年(一五一三年)造営の記録があり、現在大阪市内最古の建造物で重要文化財に指定されている。
また、連歌所は宝永五年(一七〇八年)に再興された建物で、中世平野郷の文化的水準の高かったことを今日伝える唯一の資料でもある。

参道内御由緒書より



参道長いです。中に公園や池があり、お寺もあったので、一瞬「あれ!?間違った?」って引き返しそうになりましたが、社号書かれた鳥居をくぐって来たんだから間違えようがありません。当然一本道ですし。




当然、合ってました(笑)
ここからが境内みたいです。
くぐって直ぐ左手に




くすのき
大阪府指定天然記念物(昭和24年5月9日指定)
幹周9.42m、樹高16.5m、推定樹齢1000年前後だそうです。
「樟社」として祀られています。


先を行くと




大門
くぐって






拝殿
お参りし、ホームページで境内のおおよそを把握して来たので、裏手に回ると




本殿




第一本殿側にのみ鳥居があります。








第一本殿








第二本殿








第三本殿




第三本殿側のくすのき。
屋根が(^m^)


境内社がこれまた多い。




「鎮守社」
御祭神は調べたところ、「粟柄神」と…
あまり聞き慣れない名前です(焦)
第一本殿側へ歩を進め、




「稲荷社」
御祭神は「稲荷大神(宇迦之御魂神((うかのみたまのかみ))」など。




「十柱社」
御祭神は
「加茂社」 「別雷命(わけいかづちのみこと)」
「愛宕社」 「火産霊神(ほむすびのかみ)」
「金比羅宮」 「金山彦命(かなやまひこのみこと)」
「松尾社」 「大山咋命(おおやまくいのみこと)」
「八幡宮」 「誉田別命(ほんだわけのみこと)」
「住吉社」 「中筒男命(なかつつのおのみこと)」
「中井社」 「素盞嗚尊(すさのおのみこと)」
「多賀社」 「伊弉諾尊(いざなきのみこと)」
「大国社」 「大己貴命(おおなむちのみこと)」
「戎 社」 「事代主命(ことしろぬしのみこと)」




順番?は前後しますが
「恵比須社」
御祭神は「事代主神」




「田村社」
御祭神は、インターネットで調べるだけでは満足な情報が得られませんでした(坂上田村麻呂か?という推測止まり)ので、杭全神社さんへ質問させていただいたところ、ご丁寧に御祭神、御由緒を教えてくださりました。


以下転載です(許可はいただいております)

田村社は坂上田村麿公を主祭神とし、併せて坂上広野麿公、坂上家祖霊、平野郷の功労者・戦没者の霊をお祀りしております。

なお、以前この建物では弘法大師をお祀りしており、大師堂と申しました。
公は長寶寺(平野本町)の田村堂にお祀りされておりました。
明治期にそれぞれの御祭神(御本尊)を入れ替え、現在の形になったとのことです。
(故に、田村社は仏殿の形をしております。)


大変勉強になりました。ありがとうございました。



・・・は!

「若一王子社」「八王子社」「天満宮」「皇大神宮」…お参りし忘れているぅー!
スルーしてました。ネットで下見して来たんちゃうんか!何で気付かんかったんやろ(; ・`д・´)

ま、仕方ない!そういう事もある!(あるんか?)

本殿も複数で、境内社も多く、お参りし応え有りでした。
私がお参りした時は、ご年配の方数名がいらっしゃるのみで、すごく落ち着いた雰囲気。
お陰でゆっくりと境内を散策する事ができました。




御朱印もいただきました。
境内を出て




「宇賀社」
御祭神は「市杵島姫命
弁天池はアオコ大発生、亀が茹で上がりそうでした(汗)

池外周奥に




境内摂社「天満宮」拝所。
御祭神は「菅原道真公」。
カラスの大群に怯んでしまいましたが、何とか。



これにて杭全神社参拝終了。
ゆったりとした時間を過ごす事ができました。

ひとつ心残りは、参道に、駐車車両か放置車両かはわかりませんが、リアのガラスが割られたワゴン車があり、ガラスの破片が宇賀社入口にまで飛び散っていた事です・・・





「杭全神社」

住所 大阪市平野区平野宮町2-1-67
電話 06-6791-0208
駐車場 なし(参道に駐車可)
公式ホームページ http://www.kumata.jp/
公式Twitterアカウント くまたん