佐々木です。

昨日は小学校の同窓会でした。

小学校5・6年の時の担任の先生が昨年定年退職され、
そのお祝いの意味も込めて行われました。

先生にとっては、我々が初めて受け持った生徒で、
休日に動物園や遊園地に連れて行っていただいたり
一人暮らしのアパートに遊びに行かせていただいたり
という、破天荒で楽しい先生でした。

先生ご自身もおっしゃっていましたが、今では絶対に
そんなことはできないし考えられないことができた
本当にいい時代でもあったのです。

当時、金八先生や熱中時代と言った教師ドラマが
全盛期で、若くて子どもが大好きな我が担任の先生は
我々にとって憧れのヒーローでした。

その先生が、還暦を迎えたとはとても思えないほど
見た目も考え方もまだまだ若々しかったので
「僕たちもまだまだ頑張れるぞ」という気持ちに
なれました。

「僕はね、36年間の教師生活の中でね、
教師をやめたいと思ったことは、1回もないの!」

と、何回も何回もおっしゃっていました(笑)

本当に子どもが大好きで、いつも楽しそうに
我々と遊んでくれました。

放課後には一緒にサッカーをやり、
天気が良い日には教室を抜け出して近くの丘に
連れて行ってくださいました。

卒業式後の教室で先生が泣きながら「ありがとう!」
と言いながら生徒全員と握手をしたときは、
ほぼ全員が一緒に涙を流しました。
(思い出したらまた涙が出てきました)

ほんと、ドラマの中の先生みたいですね。

そんな先生に私が自分の塾を運営していることを
お伝えしたら、ものすごく喜んでくださいました。

「今はまた小学校に復帰してるけど、65才になったら
それもおしまいだから、その時は僕を講師として雇ってね」
なんて…。

とても幸せなひとときでした。