ムーチョでございます。


昨日に引き続き、「夏休みを無駄にしないコツ」について書きます。


昨日は、


思ったほど時間がないことを知るために、大雑把な計画を立てましょう


というお話をしました。


まあ、当たり前と言えば当たり前の話なのですが、「夏休みは時間がない」ということはなかなか実感できないのではないでしょうか。


なのでもうちょっとそれについて付け加えます。


夏休みという大きなスパンではなく、もっと小さな単位で、例えば1日の予定を立てたときのことを考えてみましょう。


やるべきことが複数あって、それを「やることリスト」みたいな形で書き出したとします。


一日の終わりにもう一度見直してみると、たいてい全部はこなしきれていないはずです。


これ、やったことある人は実感してくれると思います。逆に、やったことのない人は、今日か明日にでもやって実感してみてください。


面倒臭くて怠けてしまった場合はなおさらですが、ある程度のやる気を維持しながら過ごしたとしても、やはり全部をこなすのは難しいのです。


「いや。オレ(アタシ)はいつも全部こなせる」という方は、もうこれ以上この記事を読む必要はありません。


大部分の人は、少なくとも2、3個はこなしきれなかった項目を見て、ため息をつくものです。


人は、実際にできること以上に計画を詰め込みたがる


ということを知っておいてください。


一日の予定ですらこうなのですから、長い夏休みはなおさら計画と実行のギャップが激しくなって当然。


私も、自塾の生徒や講師に対して講義をする前に用意したレジュメの大部分を、泣く泣くカットせざるを得ない状況になることが何度もあります。


旅行なんかでも、たいていは時間がなくて回りきれない場所とかってありますよね?


ですから、計画を立てる上で最も大事なのは、


何をやるかよりも、何を捨てるか


なのです。


では、その捨てる作業のやり方を伝授いたします。



step1

大きめの紙を用意して、夏休みのあとに自分がどんな状態になっていたいか、という「目標あるいは希望のようなもの」を全部書き出す。


人に見せるものではないので書き方は自由。単語でも箇条書きでも長い文章でもイラストで表現するのもOK


step2

そのためにやらなければならないこと、やりたいことなどを全部書き出す。


脳みそが痛くなるくらい、全部しぼり出すのが重要。「もうこれ以上出ません」となってもあと10個くらいは出るので、出しきる。


step3

step2
で出したリストの優先順位を決め、上から5つ目までは計画に取り入れ、残りは全部捨てる。


5つというのは目安なので、もっと少なくしても構わないが、これ以上多くするのはおすすめできない。「どうしてもやるべきことが5つ以上ある」という場合は、上位5つをこなしきったあとにやる、と決める。


なかなか苦しい作業になると思います。


でも、この苦しい作業を乗り越えれば、これまでで最も充実した夏休みが送れるでしょう。


つづく