ムーチョですぅ。昨日の記事 のつづきですぅ。
「先生。それ、この前やった」がなぜいけないのか?
まあ、このセリフ自体よりも、先生がそのことに気づいたあとの
生徒たちは勝ち誇った笑顔。あるいは、嘲笑気味の爆笑
に、問題が潜んでいる、と個人的には思っています。
かと言って、先生を馬鹿にするな、とかいう道徳的なことが言いたいわけでもありません。
この時の生徒たちの、裏の心理を考えてみましょう。
なぜ、勝ち誇ったり、嘲笑したりできるのでしょうか?
それは、
「もう聞いたから、知ってるし…」
という気持ちが大前提にあるからではないでしょうか。
一回聞いたから、もうわかっている、という思い込みがあるのです。
でも、実際に確かめてみればわかることですが、前回の授業をすべて理解し記憶している生徒がいったい何人いることでしょう?
本当はわかっていないのに、わかった気になっている。
一度聞いただけで、もう完全に知った気になっている。
これが問題なのです。
そして、この気持ちが、 「復習する」ことへの抵抗感を生むのです。
(また、つづく)