ムーチョでございます。
昨日は十五夜だったんですね~。
夜はいつも授業なんで、お月見なんて、ずーっとしてません。
いや。そもそも、子どもの時もした記憶がないです。
節分に豆まきとかは、けっこうしてましたが…。
そういう、情緒深い、趣のある行事とは、縁遠い家だったんですよね~(遠い目)
なんとなく、寂しい気持ちになったところで、本題に入ります。
・・・・・
コンフォートゾーンの秘密(4)をお送りします。
前回までの話をまとめると、
うまくいく人、継続できる人は、
1.短期的な「快」より、長期的な「快」を見据えている
2.短期的な「不快」のなかにも「快」を見つけ出すことができる
ということになります。
私が特に強く主張したいのは、
継続できる人が人一倍「不快」なことに耐え忍んでいるわけではない
ということです。
前回も同じようなことを書きましたが、うまくいかない人は、自己正当化のために「成功者は不快なことを我慢しているんだ」と思いがちです。
イソップ童話でありますよね?
狐が高いところにあるブドウをとろうとして結局とれなくて、
「あのブドウはすっぱいに決まっている」
という話。
まさしくあれと同じで、
うまくいっている人は「苦しいに決まっている」という思い込み。
こういう発想でいる人が向上できないことは、容易に予想できますね?
さて。
先の2つに加えてもう一つ、継続できる人=成功者が持っている特徴を付け加えます。
それは、
3.大きな長期的な「快」のためならば、小さな短期的な「不快」を乗り越えることができる、ということを知っている
です。
ややまどろっこしい言い回しですが、最後の「ということを知っている」が意外と重要です。
習慣化するコツは、最初は、ほとんど努力しなくてもできることから始めることです。
勉強で言えば、「まず、時間になったらとりあえず机に座る」とか「5分だけ勉強をする」という、超低いハードルを設け、それを毎日、確実にこなしていくのです。
でも、これだけではいつまでたっても成績は上がりません。
徐々にハードルを上げていく、ということが必要になります。
「5分だけ」を「10分」「30分」「1時間」というふうに。
そして、時間だけでなく、勉強内容も少しずつ中身の濃いものにしていかなければなりません。
この時に必要になるのが、上に挙げた考え方です。
ハードルを上げるときは、どうしてもちょっとした負荷がかかるので、短期的な「不快」に襲われます。
この不快に打ち勝てるかどうかは、未来に待ち受ける長期的な「快」をしっかりイメージできるかどうか、にかかっているのです。
イメージできないと、コンフォートゾーン(快適領域)に簡単に引き戻されてしまうわけです。
習慣化で失敗する、典型的なパターンです。
筋力トレーニングを例にとりましょう。
筋力をつけるには、自分が出せる力の限界を、少し超えた負荷をかける必要があります。
簡単にできることだけやっても、力はつかないのです(勉強も同じですね)。
そして、その時に「筋肉ムキムキの自分」をありありと想像できれば、そしてそれに本心から憧れているのであれば、その程度の「不快」は乗り越えられるのです。
コーチングの手法の一つとして、
「理想的な自分の状況を、今、目の前に起きていると錯覚するくらいリアルに想像してもらう」
というものがあるそうですが、それを自分だけの力でできるかどうかということなんです。
ムーチョ流、成功する人(ここでは継続できる人、という程度の意味)の3カ条をまとめておきます。
1.短期的な「快」より、長期的な「快」を見据えている
2.短期的な「不快」のなかにも「快」を見つけ出すことができる
3.大きな長期的な「快」のためならば、小さな短期的な「不快」を乗り越えることができる、ということを知っている
次回、以上の3箇条を踏まえた上での子どもへの接し方についてお話しします。
やけに熱が入ってしまったこのコンフォートゾーンシリーズ。
いったいどれだけの人がついてきてくれているのやら、まるで確信が持てませんが、やっと次回で終わります(たぶん)。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。