どもっ。


体の水分の大半は、毎日かかさず飲んでいる三年番茶で出来ている、お茶人間・ムーチョです(笑)


昨日、数名の塾生を授業中に呼び出して、個人面談をしました。


別にお説教とかをするわけではなく、定期テストも近いので、目標点を聞き出したり、勉強のしかたを確認したりするのが目的です。


そのとき改めて感じたのが、


「頭でわかっていることと、実際に出来ていることとは、だいぶ隔たりがあるなあ」


ということです。


逆に言うと、

「出来てないからと言って、まるでわかっていないわけではなく、頭ではわかっているんだなあ」


ということになります。


例えば、


学力を上げるには、復習が一番大事


ということは、我々スタッフから何度も何度も聞かされているせいもあり、ほとんどの生徒は、頭ではわかっています。


でも、かと言って、ちゃんとやれているかと言うと、やれていない子も多い。


まあ、こういうことは、子どもたちだけでなく、我々大人も同じなんですが。


頭ではわかっているのだから、あと一歩、

という気がするのですが、その一歩が意外に重たい。


これを解決するには、強靭な意志の力を身につけるしかないのか?

という気がしてしまうのですが、

私の考えでは、以前にも書いたように意志ほど当てにならないものはない のです。


ここで登場するのが、本日のタイトルにもなっているチェックシートです。


以前、 【記憶力アップの秘密③】暗記チェックシート という記事でも登場しましたが、

チェックシートは、スムーズに、そして漏れなく行動するための最強のツールだと確信しています。


私も実際、仕事でもプラベートでも、チェックシートを活用しています。


例えば、旅行に行く前に持ち物などを確認するためのチェックシート。

これを作っておかないと、たいてい何か大事なものを忘れて、現地調達するハメになります。

チェックさえしておけば、払わずに済んだ無駄金…ああ、後悔先に立たず。


あと、塾の仕事で言えば、初回面談<準備編>というチェックシートをシステム手帳にはさみこんであります。


これは、問い合わせがあって初めて面談する際に準備するものをリスト化したものです。


渡す書類の一覧はもちろん、「お茶」「スリッパ」など、ちょっとしたことも書いてあります。


あと、「髪の毛」「鼻毛」という項目もあり、これは、

髪の毛をとかしたか?

鼻毛は伸びていないか?

という意味です。


わざわざチェックしないとやり忘れる可能性がある、ということで、私がいかにだらしない人間であるか、バレてしまうわけです(笑)


話がすっかり脱線したので塾生との面談に話を戻すと、昨日は数名の塾生に、


「わかっているけど出来ていないことをチェックシートにしたら?」


というアドバイスをしました。


例えば、「字が汚い、書き方が雑」ということを何度も指摘され、かつ、本人も自覚している男の子がいるのですが、その子には、

「『字を丁寧に書く』という項目を書いて、貼っておいたら?」

と言いました。


「人に言われるより、自分で決めて、それを守ったほうが気持ちいいんじゃないの?」という言葉も添えて。


また、英語の過去形でよくミスをする女の子に対しては、

「過去形に注意!」という項目をチェックシートに入れるようにアドバイスしました。


チェックシートを作ることのメリットはたくさんありますが、特に次の3つが最大のメリットだと思います。


1.作るのが簡単

2.使い慣れると、チェックするのが快感になる

3.何度も見るので、だんだん習慣化していく


上の1を証明するために、超簡単な作り方を紹介します。


<<チェックシートの作り方>>


【ステップ1】紙とペンを用意する(パソコンでもOK


【ステップ2】□←こんな感じのチェックボックスを作る。


【ステップ3】チェックボックスの右に、項目を書く。


これだけです。

(パソコンで作った場合は、必ずプリントアウトしてください。


項目は、思いついた順にどんどん付け加えていきましょう。


特に、問題を解く際に、自分がよくするミスを書いておくのがおすすめです。


数学でプラス・マイナスの符号でよく間違えるのであれば、


□符号に注意!プラス・マイナスを確認すべし!!


とか、


問題をよく読まなかったのが原因で点数を落としがちな人は、


□もう一度問題をよく読め!


とか、できるだけちょっとキツメの、強い表現で書くのがコツです。

ふつーに書いちゃうと流してしまいがちなので。


勉強前、テスト前に必ず見るチェックシートを自分で作る


ということをぜひ実践してみてください。


予想以上の効果が現れることをお約束します!


では、今日はこの辺で。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。