こちらは、学習サポーター@ムーチョで。
その昔、私が小中学生のころ、
海外の短波放送を専用の受信機で聴く、
BCLという名の趣味がはやっていた時期があります。
私も短波放送受信用のラジオを買っちゃうくらいの
マニアの一人でしたし、同級生にも同じ趣味の
仲間が何人かいました。
その時の馬鹿馬鹿しい思ひ出の一つ…。
北朝鮮の日本語版放送ではいつも、
クソ真面目なお堅い口調で
「こちらは、平壌・朝鮮中央放送局で」
と、なぜか「す」を言わないのです。
それがおかしくて、よく仲間同士で真似をして
笑っていました。
そんなことを思い出し、冒頭のようなご挨拶をしてみました。
・・・・・
さて、本題では昨日の記事 の続きになるわけですが、
別に転塾をオススメしているわけではないので、
さっさとこの話題は終わらせたくなってきました。
特に言っておきたいことだけ、簡単に書きます。
1.転塾のしすぎは逆効果
こっちの塾は駄目だからあっちの塾、
あっちの塾もイマイチだからそっちの塾…。
このように塾を転々とする親子がたまにいますが、
これは全くおすすめできません。
なぜか。
理由は、ありすぎて書ききれないほどです。
こうなってしまうのは、
塾に依存しすぎなのだと思います。
どこの塾に行ってもうまくいかない、ということは、
厳しい言い方をさせていただければ、
「塾の問題ではない」ということです。
主体がお子さん自身になければ、
効果が出ないのは当然です。
これは塾云々の話だけでなく、
今後の生き方にも大いに関わってくるので
特に強調しておきたいのですが、
このようなことを癖にしてしまうと、
本来は自分自身の問題であることを、
他の問題にすりかえる癖がついてしまうことになります。
そのような癖がつくと、人生全くうまく行きません。
だって、何でも自分以外のもののせいにする人は、
自分の行動を改善しようとしないですから。
自分の行動が改善されない限り、
物事が好転することはないですからね。
あなたのお子さんを、
そんな痛い人間には、絶対にさせないでください。
ちょっと話が広がりすぎたので、戻します。
どうしても転塾したい場合は、
昨日の記事を参考にして慎重に決断する、と。
そして、その結果、転塾することが決まった際には、
「この塾が最後だよ」
と、お子さんに強く言い聞かせて、
全力を尽くして頑張ることを約束させてください。
そうすれば、転塾先の塾のお陰というより、
その転塾をいいきっかけにして、
好転する場合もありますので。
実際、転塾を繰り返してうまくいっている例を
私は見たことがありませんので、
くれぐれもご注意を。
2.明らかに向いていない場合は、転塾すべき
塾には大ざっぱに分けて2種類の形態があります。
それは、集団指導と個別指導。
どちらも一長一短で、一概にどちらがいいとは
言い切れません。
どちらを選ぶかは、いい悪いではなく、
お子さんに向いているか、
向いていないかで決めるべきです。
ちなみに、わたくしムーチョは、
どちらの形態も十分に指導経験を積んでいるので、
双方のメリット、デメリットに精通しているつもりです。
集団指導のメリットは、 「競争心」と「仲間意識」です。
同じような学力の生徒が切磋琢磨する、
というイメージです。
ですから、競争によって自分を高めることが
できるお子さんには向いています。
反面、自分からすすんで質問する、
などの積極性がないと、おいてけぼりになる
可能性もあります。
人との競争で疲弊してしまうタイプや、
大人しすぎるタイプは、集団指導には向きません。
個別指導のメリットは、 「マイペース」と「わかりやすさ」です。
一人一人に合わせた指導をしてくれるので、
ストレスは少ないです。
積み重ね教科で遅れを取り戻したい場合などは、
個別指導が最適です。
ただし、「マイペース」が許される分、
気をつけないと、負荷がかからなすぎて
学力が伸び悩むこともあります。
ですから私は、個別指導においては
小テストや宿題などが厳しめに管理されている
必要があると思いますし、
実際私の塾でもそのようにしています。
競争によってしか燃え上がれないタイプは、
個別指導は向いていない可能性があります。
・・・・・
簡単に書くと言いつつ、
結局、長々と書いてしまいました(笑)
もろに本音で語ってしまっているので、
もしかしたら同業者の方の中には
「余計なこと言いやがって」
と苦々しく思っている方もおられるかもしれません。
でも。
せっかく、自由業という、
何の縛りもない、フラットな立場にいるわけですから、
今後も好き勝手に書かせてもらっちゃいます。
公務員である学校の先生とか、大手塾の幹部とかでは
決して漏らせないようなことも漏らしてしまうと思いますので、
これからもよろしくお願いします。
今日もお付き合いくださり、
ありがとうございました!
P.S.
あ、そうそう。
ツイッターで交流してくださってる方、
ありがとうございます。
一時期、意義がよくわからなくてやめていたツイッターも、
お陰さまでちょっと楽しくなってきました。