どうも。
ムーチョです。
自学自習へと至るための最短コースというか、
必須の道のりを、今回はまとめてみることに
しました。
自学自習ができるようになった状態を、
ここでは、自学自習マスターという
ダサい名前で呼ぶことにします(笑)
私が思うに、この道のりには
次のような4つのステージがあります。
自学自習マスターへと至るための4つのステージ
【ステージ1】モチベーションの維持
【ステージ2】習慣化
【ステージ3】効率化
【ステージ4】自学自習マスター
あなたのお子さんが、このうちのどのステージに
いるかによって、声のかけかたやサポートの仕方は
全然違ったものになります。
ですので、今回の記事を読んで、
あなたのお子さんがどのステージにいるかを
しっかりと見極め、そのステージにふさわしい
サポートをしてあげてください。
【ステージ1】モチベーションの維持
モチベーションというのは、
やる気とか動機付けという意味で使われますが、
今回はどちらかというと後者の意味で使います。
モチベーション・アップではなく、
モチベーションの維持となっていることに
注意してください。
一時的な「アップ」だけでは駄目、
ということです。
要は、「なぜ勉強するのか」ということが
自分の中で明確になっている状態、
ということです。
明確な目標があり、そのために勉強する、
というのが理想の状態ですが、
それ以外でも、勉強する理由が自分なりに
はっきりしていれば、このステージはクリアです。
お子さんがこのステージにいるときに
強制的に勉強させると、
逆効果になってしまうケースが多いです。
よくあるのが、
小学校のときは、無理矢理やらせても言うことを
聞いていたので安心していたら、
中学校に入った途端に破綻した、
というケースです。
親が怖いから勉強している
という状態は、遅かれ早かれ破綻が来ます、確実に。
それまでの反動で、余計に勉強しなくなるのは
明らかなので、ほんと気をつけてください。
手間も時間もかかりますが、
お子さんと面と向かって話し合ったり、
あるいは、日常生活のやり取りの中で
探っていく必要があります。
モチベーション維持の方法については、
このブログでもおいおいお話ししていきますので、
ご安心ください。
【ステージ2】習慣化
モチベーションが維持できるようになったら、
次は、毎日一定時間勉強する癖をつけていきます。
それが習慣化のステージです。
モチベーションが維持されていたとしても、
すぐに習慣化できるわけではないことを
忘れないでください。
我々大人でも「やらなきゃいけない」と
自覚していることが、
すぐには習慣化できませんよね?
というか、けっこう難しいことですよね?
だから、サポートしてあげてください。
ステージ1がクリアできているのであれば、
大人からのアドバイスは有効です。
例えば、「計画を立ててみたら?」とか、
「朝早く起きてやってみたら?」とか…。
「勉強しなきゃな」と、本心で思っているのであれば、
むやみに反発はしません。
ただ、ここで注意してほしいのは、
このステージの子どもに、
勉強の中身までは問わないことです。
今は習慣化するのにエネルギーを使っている
わけですから、さらに勉強のやり方について
とやかく言ってはいけません。
コンスタントに勉強する習慣がついて、
次のステージに行くまでは、
習慣化のサポートのみに徹してください。
ちなみに、新しい習慣が定着するまで、
少なくとも3週間かかると言われています。
【ステージ3】効率化
このステージに来てはじめて、いわゆる勉強法を
検討することになります。
せっかく習慣化できても、勉強法を改善していかないと、
やってもやっても成果が出ない、という状態に陥り、
ステージ1に逆戻り、ということにもなりかねません。
ここへ来てついに
効率的な勉強法を追求する段階に来たわけです。
親御さんがご自分がかつてやっていた勉強法を
教えてあげてもいいですし、
書籍やネットなどでいろいろ探しまくるのもいいでしょう。
友達に勉強が得意な子がいれば、
その子の勉強法を真似る、というのもいい手です。
ただ、忘れてはならないのは、
どんな勉強法も、向き不向きというものがある、
ということです。
いろいろ試してみて、最終的に、
自分に合ったものを身につけていくのがベストです。
ですから、親御さんは、
ご自分の信じる勉強法を無理に押し付けては
いけません。
また、今まで塾などに通っていなかった場合、
この段階ではじめて塾に通うと、
(その塾がまともな塾であれば)
圧倒的に成果が上がります。
当然ですよね?
習慣化が出来ている子が、
塾などで効率的なやり方を教われば、
吸収力がハンパないのです。
【ステージ4】自学自習マスター
そして、最後のステージです。
まあ、正直言うと、マスターの基準は、
さほど明確ではないのですが、
傍から見ていて「心配ないな」という状態です。
私の塾で言うと、今度卒業する、
講師のM先生ですね。
英検、漢検、教員免許、なぜか、けん玉検定まで、
とってしまいました。
どうでもいいことですが、けん玉検定って、
略して「ケンケン」って言うんですかね?(笑)
まあ、何でもその気になれば、
それなりに、マスターできる状態です。
精神的にも、ある程度自立していて、
例えば資格試験などにも、よほどの難関を除いて
しっかりと取り組んでいける、という状態です。
また、学ぶべきものも、
自分の中で明確になっている、というか…、
抽象的でごめんなさい。
もし、お子さんがこのステージにいるのであれば、
親御さんは、することないです。
すべて任せてしまいましょう。
・・・・・
以上が、
自学自習マスターへと至るための4つのステージ
です。
この順番が絶対、とまでは言いませんが、
この順番で1段ずつ上がっていくのが、
もっとも無理がなく、ストレスも少なく、
時間もかからない、ということは確かです。
あなたのお子さんが今、
どのステージにいるのか、考えてみてください。
では、今日は長くなりましたが、この辺で。
最後までお付き合いくださり、
ありがとうございました!