どうもどうも。

ムーチョです。


お忙しいなか、覗いていただき、

ありがとうございます。


英語が苦手な人にとって、長文読解は苦手中の苦手分野だと

思います。


長文読解ができるようになるためのポイントはなんでしょう?


重要なもの順にあげると、


①単語力


②読解力


③文法力


になります。


どれも、一朝一夕で身につくものではありません。


重要なもの順ですから、


単語力>読解力>文法力


となり、単語力が一番の鍵になってきます。


「まずは、単語の意味を徹底的に覚えなさい」

というのが、面白くもなんともない、

あったりまえのアドバイスとなります。

それも、瞬時に意味が出てくるくらい身についていないと、

役に立ちません。


「えーっと、この単語の意味はねえ・・・」

なんて考えてからやっと意味が出てくる程度では、

長文を読み終わった頃には、カラスがカアと鳴いて

一日が終わってしまいます(笑)

1秒以内で意味が頭に浮かぶ、というレベルで

なければいけません。


というのが、王道です。


今回は、裏ワザ的勉強法なので、こういう真面目な話は

もうおしまい。


時間もやる気もないけれど、ちょっとでも長文読解で

点数をとりたい、という、ある人間的な矛盾に

満ちた人に向けたアドバイスをします。


せっぱ詰まっている人、必見です。


逆に言うと、英語の長文を読むのが特に苦痛でない人にとっては、

全く「必見」ではありません。


今までどおり、あなたのやり方を貫き通してください。


では、言います。


英語の長文読解が苦手な人は、問題に取り組む前に

解答に出ている「大意」や「全訳」などの日本語訳をがっつり読みこみましょう。


そして、そこに書いてあるお話を映画やドラマのように

イメージして、すっかり頭の中に入れてから、

問題に取り組んでみてください。


名づけて、「日本語先読み法」です。


「日本語訳を読んだら、わかるに決まってるじゃないか!

そんなの意味なーい!!」


と、真面目な人から怒られそうですが、

さっきも言ったように、これは、長文読解がいやでいやで

「顔も見たくない」という人へ向けてのアドバイスだということを

改めて思い出してください。


長文読解が苦手な人は、とにかく英文を読むのが苦痛なわけです。


それはなぜか?


それは、意味がわからないからです。


だからますます読まないから、ますます苦手になる、

というスパイラルにはまり込んでいるのです。


ですから、まずはその悪循環を、ここで断ち切るのです。


この方法を繰り返して、読むことに抵抗がなくなってくれば、

実は長文読解問題は、思っていたほど難しいものではないな、

ということに気がつくはずです。

そうなったらしめたもの。

そこから王道に切り替えたっていいわけです。


日本語訳を読みこむことには、もう一つメリットがあります。


それは、

ストーリーのパターンが見えてくる

ということです。


特に公立高校の入試問題では、けっこう同じようなタイプの話が

多いので、ある程度パターンがわかってくると、

いざというとき、勘が働きやすくなるのです。


難関私立などは、けっこう突飛な話も出てくるので、

一概には言えませんが、公立の場合では、

外国人と話した、とか、友達が引っ越した、とか、ボランティアをした、とかいう、

基本的には「ええ話(いい話)やなあ」というものが多いです。

少なくとも、悪者を主人公とした話は、出てきません。

少しでも教育的に問題があるものは、入れられない、

というのが実情でしょう。


そして、

国語の古文にもこれと全く同じやり方が通用します。


先に現代語訳を読んでストーリーを頭に入れてから、

取り組む、というやり方です。


この方法、実は私が浪人していたときに通っていた、

地元の小さな予備校の先生に教わったものです。

(「日本語先読み法」というネーミングは、

たった今、私がつけたのですが)


英語という科目自体は好きだったのですが、

長文読解はなかなか苦手意識が抜けず、

この方法を取り入れてから、長文読解に取り組む時間が

長くなってきました。


そして、苦手意識が薄らいでくると、

最初から自力で解くという王道の勉強法にも

チャレンジするようになり、結果、

第一志望の早稲田大学・文学部に合格することができました。


今回の「日本語先読み法」の効果をさらに倍増させる方法を

最後に挙げておきます。


①問題を解いて答えあわせをしたあと、

日本語訳を頭に入れながら、英文(古文)を少なくとも5回、

声に出して読む。


②わからなかった単語に下線を引きまくり、パッと意味が

わかるようになるまで覚え、1日後、1週間後に、

覚えているかどうかチェックする。


少なくとも5年分以上の過去問に出ている長文読解すべてを

この方法でマスターする。

(過去問だけでなく、今まで受けた模擬試験も使えばさらによし)


「日本語訳が出ていない場合はどうするんですか?」

という場合はズバリ、

日本語訳が出ているものに今すぐ買い替えてください。


何かご質問があれば、コメント欄にお書きください。



今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。