面接で一番心配なのは、「緊張」ではないでしょうか?
緊張しすぎて言葉がつっかえたり、
頭が真っ白になってしまったらどうしよう?
そういう不安を持っている子も多いと思います。
私の住んでいる県の公立高校では、
前期試験は面接がメインなのですが、
毎年、その前期試験が終わると、生徒たちから
「あー、緊張してちゃんと喋れなかったから、
駄目だったかも」
とか、逆に
「あんまり緊張しなくて、うまくいった。
もしかしたら合格するかも」
という声を聞きます。
はっきり言って、この認識は完全に間違っています。
もちろん、合格・不合格は、
面接の内容だけでなく、学校での成績や課題活動、
部活動での活躍などが大いに関係してきます。
でも、そのことを指して「間違っている」と言うのではなく、
そもそも「緊張しないほうがいい」と考えていることが
間違っているのです。
これは、あなたが面接官の立場になったことを
想像してみれば、わかると思います。
あなたを前にして、緊張している受験生を見て、
その「緊張している」という要素がマイナス評価に
つながりますか?
緊張して、多少ロレツが回らなくなっていても、
面接官の質問に真面目に真剣に答えていれば、
むしろその緊張している様子が好ましくすら、
ありませんか?
それより逆に、まったく緊張もしていない様子で、
ふてぶてしい態度をとったり、横柄な口の聞き方を
しているほうがよっぽど印象が悪いです。
実際、ある高校の、面接官を担当したことのある
先生の話では、
「緊張してても、一生懸命、誠心誠意をこめて話す子は
むしろかわいい」
ということです。
ですから、
面接で緊張することなんて、全然気にしなくていいのです。
安心しましたか?
ただし、一つ気をつけてください。
先ほどの高校の先生の話にもありましたが、
「一生懸命、誠心誠意をこめて話す」
というのがポイントです。
ちょっとぐらい言葉につまるのは構いませんが、
完全にうつむいてしまうのは、さすがに
まずいと思います。
特に、想定していなかった質問が来たとき、
どうしても言葉が出なくなってしまうことも
あるでしょう。
そういうときは正直に
「すみません。どうしても思いつきません」
と言いましょう。
もちろん、事前の準備は徹底的にした上での話です。
他の質問にきちんと答えていれば、
さほどマイナス評価にはならないはずです。
何も言えずにうつむいてしまうよりは、
ずっと好印象です。
というわけで、
面接での緊張は、むしろ好印象
ということを覚えておいてください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!