はいどうも。


ムーチョです。


昨日、昔からの知り合いであるRくんという若いミュージシャンが地元のライブカフェで演奏するということで、家族4人で聴きに行きました。


24歳という年齢に似合わず、70年代フォークが好きな彼の音楽スタイルは、妻と私のような40代の人間にはぐっとくるものがあります。

ギター1本での弾き語りでしたが、熱いハートがビンビン伝わってくる演奏でした。


カッコとかったなあー。


私自身もギターやウクレレで歌を作ったりする趣味があるので、ひさびさにやりたくなってきました!


・・・・・


そんな話はさておいて、今回も「自学自習へ導く3大ポイント」の一つをお送りします。


今日は2番目の「長期的な視点」について語ります。


だいたいにおいて、人間は長期的な視点を持つのが苦手です。


これは、ほんとかどうか知りませんが、その昔、というか大昔、

人間は短期的な視点で考えないと生きていけない環境にあったので、その時に刷り込まれた本能がいまだに残っているからだそうです。


大昔は、食べられるときに食べる、やられそうになったらやる、など、そのときそのとき短絡的に行動しなければ、生きていけなかったわけです。


なるほどね、と(笑)


でも、子どもを自学自習へ導きたければ、本能に逆らって、なかば無理矢理にでも長期的な視点を持つ必要があります。


例えば、小学校低学年くらいの、まだ親の言うことを比較的素直に聞き入れてくれる時期に、ガンガン強制的に勉強させれば、ある程度成績も上がります。


しかし、これはやがて破綻がきます。


短期的に見て成果があるものだから、親の側としてもどんどん締め付けていくのですが、そこはやはり人間ですから、成長します。

成長するということは自我が芽生えるということで、自我が芽生えるということは親の言うことに疑問を持ち始めることでもあります。


やがて反抗期。


まずいことに、こういう子の頭の中には、


親に反抗する=勉強をやらない


という公式が簡単に成り立ってしまうのです。


今まで押さえつけられて勉強していた子ほど、その反発は激しいものとなります。

私ムーチョは20年以上の塾人生のなかで、こんな親子をさんざん見てきました。


このようなことにならないように、

「勉強は自分のためにやるものだ」という考えを長期的に植えつけていく必要があります。


モノやお金で釣って勉強させるのも、明らかに短期的な視点ですよね?

「とりあえず今やってくれればいい」という安易な発想です。


でも、長期的な視点で考えれば、百害あって一理なしだということがわかるはずです。


ただですね、「長期的な視点を持て」と唱えているだけでそうなれるのなら苦労はしません。

「じゃあ、具体的にどうすれいいの?」という話になってくるわけです。


私の考えでは、

確固とした教育理念を持ち、それを日々自覚すること

だと思います。


「教育理念」なーんて言うとちょっと大げさに響くかもしれませんが、もっとくだけた感じで表現すると、

「将来的にどんな大人に育ってほしいか」


ということです。


これを明確に持ち続けていれば、目先の点数ばかりにとらわれない接し方ができるはずです。

あ。


ただ一つ、例外がありますね。


「目先の結果にとらわれる大人に育ってほしい」という教育理念の場合です。

まあ、そんな人はいないでしょうから、半分冗談ですが。

話を戻しましょう。


例えば、私の場合、自分の子どもにも、塾生たちにも、「自分の考えで選ぶ力(=自己決定力)を身につけた大人になってほしい」という教育理念を持っています。


それを念頭に置いて接すると、子どもたちが勉強していないときも、


「今この勉強をこのようにこのくらいやれば、このくらいの点数は取れると思うけど、やらなければこのくらいの点数しかとれないと思うけど、どうする?」


というふうに、冷静な接し方ができます。

(もちろん、私だって日々完璧にできているわけではありませんが)


あともう一つ、付け加えておくと、

教育理念を考えても、日々の暮らしの中ではすぐ忘れてしまう、という人は、手帳や携帯のメモに書いたりして、毎日眺める、というのがおススメです。


子育てとは別の、自分なりの目標があれば、それも一緒に書いておいて眺めれば、一石二鳥です。どっちも実現できてちょーハッピーな人生です!(成功本とかでいろんな方が言ってますよね)


※この記事のつづきはこちら>>距離感を大切に