こんにちは、自学道場ヘッドコーチの
やっすーこと安永吉光です。

 

講師の仕事を始めて20年となり、
これまで様々なご相談をお受けしてきましたが、
中でも多いお悩みの一つが、

「うちの子、本を読まないんです」

というお悩み。

 

このご相談を受けたときに、
私が必ずおたずねする質問があります。


それは・・・

「お母さんは、月に何冊くらい読まれますか?」

というもの。

 

答えに困られるお母さんが多いのも事実(笑)

 

忙しくしている毎日の中で、
本を読むというのは意外に難しいものです。

 

おなじく、お子さんにとっても、
じっくり本を読む時間というのは、
なかなか取りにくいものです。

 

ましてやITの進んだ現代では、
本より動画の方が瞬時に多くの情報が
手に入ることもあり、
本を手に取ることが少なくなるのも
当たり前の時代とも言えます。

 

とはいえ、本を読んで読解力や
想像力を身につけてほしいのも事実。

そんな時にはどうすればいいのでしょうか。

 

★場面を絵にすると、鍛えられる力

私がおススメしているのは、
小学校の低学年であれば、
読み聞かせはもちろん、
ある場面を絵に起こす練習。

「おおきなかぶ」のような、
有名作品の一場面を、
本に書いてある通りに
絵に起こしてみるという方法です。

 

この練習をすると、
文章を読み落としていないかを
チェックすることができます。

 

また、読み取った文から
絵をイメージする練習になるので、
想像力を鍛えることができます。

 

★本をすぐ手に取れる環境を!

次におススメするのは、
本がすぐ手に取れる環境を整えること。

 

日常生活の中で、
本が当たり前のようにある環境は、
子どもを本好きにする第一歩です。

 

★最後は、大人がどんな姿を見せるか

そして、最も大切なのは、
「大人が積極的に読む姿を子どもに見せること」

大人が本を読む姿を見せていなければ、
子どもが本を読むようにはなりません。

 

そして、もう一つ大事なのは、
読む本の種類を大人が決めないこと。

 

大人が作為的に本を読ませようとしても、
子どもはその本を読まないのが当たり前。

 

もし、読ませたい本があるなら、
その本の内容のダイジェストを、
まるで映画の予告編のように、
面白そうに子どもに語る方が
興味を持って読む気になります。

 

また、漫画や図鑑しか見ないと
嘆く親御さんも多いですが、
漫画や図鑑も立派な本。

 

本に触れない生活をするくらいなら、
漫画や図鑑であっても本を開く方が
よっぽど子どもたちの想像力を鍛えられます。

 

★本のある生活で、多様な力を鍛えよう

「お子さんが本を読まないのは当たり前」
という気持ちを持って、
その上で、どうやって本に親しんでもらうか。

 

そのための方法は、親御さんが整えてあげる。
それで読んでくれたら儲けもの。
というくらいのスタンスで、
まずは親御さんが本に親しむように
心がけていきましょう。

 

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