五極管の特性カーブを眺めていて

半導体と同じ形だよな~って。(すごく今更ですが)

グリッド電圧が一定の時、プレート電圧が変わってもプレート電流は大きく変化しない。
まあ、そのおかげで等価回路を考える時に電流源モデルがピッタリくるのだな~っと。
 
三極管だと、グリッド電圧が少し動いてもプレート電圧vsプレート電流の曲線が横(電圧方向)へ動くってことで
等価回路を考える時は、電圧源を使うのが便利。
 
そして、すこ~し考えてみた。
五極管の出力段って、こんな感じだろうなと。
 
見方を変えればトランスに定電流源が繋がってるような物なので
誤解を恐れずに書くと・・・電流出力になってる。
まじめな(?)電流出力アンプなら、まだしもね。
ちょっと中途半端な電流出力風味という感じかな。
それならば、NFB無しの五極管シングルの出来の悪いラウドネス感は納得できるか。
 
実際に動作するのか? というか満足に動きそうな気がしないけど
プレートに負荷抵抗入れて、そこで電圧に変換されたものを出力するほうが、五極管臭さ(?)が緩和されるのだろうか?・・・出力電力はとれるのだろうか?。
すごーーく昔、(俺は生まれてない)トランスの性能が悪かった頃、直流磁化の問題を回避するために↑のような回路が実際にあったらしい。ところが当時はコンデンサの性能も悪く、絶縁破壊が起きて故障の多いアンプだったと何かで読んだ記憶がある。(今なら、可能性があるということ?)
 
それなら、いっそカソードフォロワにしてしまうとか(w
実は、少し前から考えていて、うまくいきそうなんだけど。
ヒーター・カソード耐圧の問題が発生しそうなんだよな~。
 
・・・このネタ、当初はスピーカーの電流 or 電圧駆動のネタもからめて考えていたのだけど
あまり理解できていない分野は語りません。。。こわいからね。