もう、ずいぶんと昔になるので・・・記憶も薄くなっているけど
一時期、送信管と遊んでいた時期があったな~。(遠い目
結論から先に書くと、結局のところ完成はしなかった。
ただ、ヘンリー、八重洲、トリオ(当時はまだトリオ!)のリニアアンプを
整備、清掃するという名目で中をしげしげとみる機会があった。
オーディオアンプとは違い、安全装置もあって、信頼性も求められて、本当に面白かった。
回路は、GG(グリッド接地)が多くて、カソード接地だと利得がありすぎて
中和も必要になったりと、回路が複雑になっていた。
直熱管ばかりだった。あのヒーター(カソード)に100Wもの電力が流れると思うと
なかなか・・・面白かったな~。
オーディオ用途では、あまり動作例が無いけど、普通にグリッド電流が流れる。
グリッド電圧が0Vなんで、当たり前といえば当たり前なんだけど。
グリッド電流の監視の為に、電流計があって、○○mA を超えるとグリッドが溶ける!とビクビクしてた。
そうかといって、かる~く動作させると、プレートとかが発生するガスを吸収してくれなくて
真空度が下がって・・・球が死んでしまう。赤熱するプレートが健康の証だった。
(あ~、これは ダッシュ管とかのゲッタの無い送信管の話ね)
気難しい球なんだけど、さすがに信頼性は高くて、きちんと動作させていれば10年くらいは動作するらしい。
それで、なんでこんな昔ばなしを思い出したかというと
6F6 のカソードフォロワは、むつかしいな~っという話の延長で
A2級で動作させるうえで問題になるグリッド電流。 GG回路ならどうだろうかと。
カソードから低インピーダンスで信号を押し込んで
グリッドは0V
グリッド電流が欲しいなら自分で吸い込めっと。(w
・・・まあ、カソードフォロワほどの低歪は期待できないけど
・・・というか、これだと本当に電力が無いとドライブできないかも?
ヘッドフォンアンプを使って、ドライブすれば・・・可能??
う~ん・・・