実践的な「3ステップ選琴法」をご紹介します。
ステップ1:予算を決める(重要)
· 下限(2000〜4000元):正規メーカーの「専門入門グレード」。木材が適切に乾燥処理され、音程も安定しており、正しい聴覚を身につけるのに役立ちます。1000元未満の新品は、ほぼ粗悪品です。
おすすめ範囲(4000〜8000元):コストパフォーマンスが最も高いゾーン。音色に明確な「二胡らしさ」(丸みがあり耳障りでない)があり、5〜8年の上達に対応でき、将来的に買い替える際も売却しやすいです。
「いきなり最高級品」は危険:数万元の手工製二胡を最初から買うのはおすすめしません。良い音色の見極めがつかないうちに高額を払うと、「名ばかりで実質伴わない」楽器を掴まされかねず、その良さも実感できません。
・ステップ2:材質を見極める(最重要)
· 木の材質:専門家用には老紅木や紫檀(音色は明るい)が使われます。入門には黒檀がおすすめです。塗装が厚すぎて木目がはっきり見えないものは避けてください。劣悪な木材を隠すためである可能性が高いです。
皮膜(何よりも重要):必ずミャンマー産の金花蟒(キンカボウ)の皮を選びましょう。鱗の部位が重要で、背中や尾部のものが良質です。鱗ははっきりとしており、縁に「黒い線」があるもの。指で軽く押したとき、張りと弾力があることを確認してください。柔らかすぎたり硬すぎたりすると、音がこもったり鋭くなったりします。
ステップ3:実際に試奏する(必ず自分で弾くこと)
どれだけ良いスペックでも、実際に弾いてみることに勝るものはありません。特に以下の3点をチェックしてください。
· 内外弦の音色の統一感:安価な二胡は内弦(太い弦)の音が「スカスカ」、外弦(細い弦)が「甲高い」ことが多いので、両弦の音色が自然につながるものを選びます。
· 上下ポジションの滑らかさ:内弦の開放弦から高ポジションまで、音が急にこもったり、かすれたりしないこと。
· フラジオレット(泛音)の明るさ:弦に軽く触れてフラジオレットを出したとき、クリアで明るい音がすれば、楽器の振動伝導が良い証拠です。
購入チャネルのアドバイス:ネットでの「おまかせ購入」は絶対に避けてください。必ず現物を選べる信頼できる工房や、地元の大きな楽器店で、実際に弾いてから決めましょう。その際、駒(こま)、音枕(おんちん)、予備弦、松脂(まつやに)を揃えてもらうよう交渉すると、通常はおまけや割引が受けられます。
最後に率直な一言:初めての一本には、黒檀製の二胡が最も無難で確実な選択です。練習の楽しさを確保しつつ、将来の買い替えに向けた経済的余裕も残せます。もし将来、本当に高いレベルに達したなら、その時にこの古い二胡を持って買い替え・アップグレードすれば、職人さんもその愛着を評価してくれるでしょう。
季風二胡教室
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