中の人GJ | 長島☆自演乙☆雄一郎オフィシャルブログ powered by Ameba

中の人GJ

第10試合 NJKFスーパーウェルター級王座決定戦 3分5R
×古川照明(インスパイヤード・モーション/元NJKFウェルター級1位)
○長島☆自演乙☆雄一郎(魁塾/MARS王座決定トーナメントAブロック優勝)
1R 1'04" KO (パンチ連打)
※長島が初代スーパーウェルター級王者に

 毎回アニメのコスプレで入場し、パンフレットに記載された得意技は「自演行為」と、NJKFの異端児としてにわかに注目を集めている長島。戦跡も11戦(7KO)無敗というパーフェクトレコードで、その中には現ウェルター級王者の健太からの勝利も含まれており、その異色のキャラクターを一層際立たせている。
 今回の古川×長島の一戦はNJKFに新しく新設されたスーパーウェルター級の王座決定戦。長島は「魁塾」というジムに所属しているが、そこはNJKFの加盟ジムではない。今回の一戦はNJKFとしては初の加盟ジム所属ではない選手のタイトル挑戦となった。

 「入場は100点満点」と試合後語った長島は、「初音ミク」のコスプレで入場し、そのキャラで話題になっている「ネギ踊り」を披露し、応援団もネギを持って入場を盛り上げる。
 ゴングが鳴り、長島が右ストレートで牽制すると、そこからエンジンが一気にフルスロットルに。ガードの上からでもお構いなしにパンチの連打で古川を追い詰めると、左フックでファーストダウンを先取。いきなり訪れた優勢に観客は歓声を上げる。
 立ち上がった古川は、なんとかファイティングポーズを取るも、左目が完全に塞がっている状態。その後、再びパンチのラッシュで攻め込んだ長島は、そのまま古川をなぎ倒し、わずか1分足らずでチャンピオンベルトの戴冠を決めた。

 古川はウェルター級1位で、現在2連勝中と決して弱い相手ではない。だが、長島の勢いが古川を完全に飲みこんでしまった。勝利後、興奮した応援団からはネギが投げ込まれ「リングに物を投げないでください」というアナウンスが流れるが、これも長島だからこその一幕か。リングからはネギの匂いが漂い、格闘技会場とは思えない雰囲気だった。

 マイクを持った長島は「コスプレから試合まで満足できたでしょうか?」とファンの反応を煽ると、「ありがとうございます。乙です」と笑った。「これからK-1に上がって、コスプレもやっていくんで、長島☆自演乙☆雄一郎を忘れんなよ。ネギー!」と最後は長島らしくマイクを締めた。

◆長島「(速攻での勝利だったが?)全く覚えてないです。相手効いてたから、いってまえと。自分のスタイルは倒しにいくことなので、最初からいきました。そうしないとファンも盛り上がらないんで。(相手は)180cmで、試合前は『やばい、高いなぁ』と思っていましたが、(試合してみて)そんな大きくは見えなかったです。
(無敗で王座戴冠について)上手くいきすぎでしょ(笑)。(ベルトについては?)いいっすねぇ。嬉しすぎです。(NJKFでは初の加盟ジム選手ではない王者だが?)普通は出してくれないと思うので、感謝です。
(次戦はすでに決まっているようだが?)DEEPですね(12/22新宿大会)。休めないっすねぇ(苦笑)。王者として、次は落とせない一戦です。(DEEPの)佐伯代表からはDEEP代表としてK-1に押してくれるそうなので、NJKF、アニメオタの代表としてもK-1に上がりたいです。こういうキャラはいないでしょ、K-1には」