二子玉川のちいさな雑貨店クチリーナ姉です
このブログで
妹とわたし、
クチリーナ的映画部
というカテゴリで感想文を書いていますが、
いま見てみたら、もう51篇もありました
おどろき!
二人合わせると、そんなに映画見てるのかな?!
今日は、櫻井翔くん主演の「ラプラスの魔女」です。
豪華キャスト大集結の本作。
もうご存知と思いますが
福士蒼汰くんのファンなので、
もちろん観に行きました!
妹はああみえて(どう見えて?)
読書家でして、原作を読んでるんですね。
わたしは、まだ原作を読んでいない場合は、
映画を見るまで原作を入れずに行くのが好み。
というわけで、
ふたりの感想はやっぱり分かれましたねー。
原作を読み込んで、その世界のファンである妹には、
映画は少々削ぎ落とし過ぎているように思えるようです。
逆に、前情報なしのわたしにとっては、
三池崇史監督にしてはおどろおどろしい場面もなく、
とても引き込まれる丁寧な作りだなぁと。
主演の櫻井翔くん、
もっさりした大学教授の役、
新機軸だと思うのですが、ハマってました!
もちろん、もともとの素材が美しいので、
ふと見せる目力には惹き込まれるものがあり。
翔くんのもつ、暖かさや上品さがとてもよかった。
このストーリーテラーが彼でなければ、
この作品全体の哀しみの中のあたたかみは
なかったんじゃないかと思います。
助演の広瀬すずちゃん。
さすが、是枝さん作品をはじめ、
たくさんの映画に出演しているだけありますね✨
セブンティーンモデル女優、という枠を超えた
ひとつひとつの丁寧な表情が瑞々しくて素敵です。
黒すぐりのような瞳が、ほんとうに印象的。
ドラマanoneもすごくよかったので、
期待通りでした!ブラボー👏
同じく助演の福士くん。
こないだは屈強で笑顔がトレードマークの
着流しのアクション長男だったのに、
こんどは線の細い、哀しみをたたえた青年。
振り幅大きいと思うのですが、
どっちもその人になっていて、すごいなぁ。
キャストたちの目の演技がポイントになっていると
思うのですが、それぞれの演技力もさることながら、
監督やスタッフさんの、光の操り方がいいんですね。
的確なライティングがあってこそ、
瞳の中に光が宿ると思うので…!
学生時代、写真をかじっていたので、
映像の中の光や色が気になる方なんですが、
全編をとおして、シーンごとに合った色と光の
演出が素晴らしいなぁ、と思いました。
翔くんの研究室にグリーンが多いのもステキ
映像美にも注目してほしい作品です!