スパニッシュアパートメント | 二子玉川のちいさな雑貨店CUCIRINA! 映画部

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二子玉川のちいさな雑貨店クチリーナ
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2019年7月以前の雑貨記事も残してます!

こんばんは!
二子玉川のちいさな雑貨店クチリーナ姉ですお月様

妹が実家に遊びに来ているので、娘たちもそちらへ合流。
というわけで、今宵は夫婦で映画鑑賞と相成りました。
妹からもらったまま、見そびれていたこちら。
photo:01

ケースに大きく出ているけれど、オドレイ・トゥトゥはあんまり出て来ません、大事な役ではあるんですけどね。
物語は、フランス人の大学院生が一年間のバルセロナ留学へ出かけ、パリに残した恋人や、バルセロナで出会った同胞の女性との間で心惑ったり、シェアハウスで生活を共にするヨーロッパ各国からの留学生たちとの、お硬くいえば異文化交流を通して、心身共に変化していくというもの。
フランス語、スペイン語、カタルーニャ語、英語、などなど、多言語で繰り広げられる、壮大でもなければ、ちっぽけでもない、ストーリーです。
振り返ればちっぽけだと思えるかもしれないけれど、そのときは必死で悩み、楽しみ、手に入れようとしている、つまり青春なんですね。
ヨーロッパとは。という若者たちのアイデンティティの意識も大きなテーマになっていて、そういう意味では大きな物語でもありました。
男と女、というテーマも。
オドレイ・トゥトゥ演じる主人公グザビェの彼女マルティーヌは、物語の序盤で、ある絵本を取り上げて、ため息をつきます。
photo:02


クチリーナでも日本語版を販売している「マルティーヌ」の絵本。
「母の愛読書なの。」
それで、彼女はマルティーヌと名付けられたと言います。
「女の子の描き方が差別的だわ、可愛いスカートに愛想のいい少女。」
そんな女性になりたくない、とマルティーヌ。
なぜこのシーンが必要だったのでしょう。
たぶん…
外国へ行った彼を黙って待ち続ける伝統的な女性ではありたくない、というマルティーヌの無意識の意志を、観衆に示唆したシーンだったのでしょう。
気持ちはすごくわかります。
現代の女性は、男性に頼るばかりでなく自立すべき、男性におもねるような服装をさけるべき、といった、新しい価値観とも折り合わなければいけません。
でも、雑貨屋さんのわたしたちは、30~40年前に描かれたマルティーヌの絵本の絵柄にはとても惹かれてしまいます。
乙女の世界がそこにあって。
可愛い!と目を奪われてしまいます。
この映画に出会わなかったら気付くことのなかった、別の視点。
大切に、もう一度マルティーヌの絵本を読んでみたいですね。
ちなみに、マルティーヌはそうは言ってもなかなか女性的な女の子で、たぶん新旧の価値観のあいだで葛藤してるのかな、という印象でした。
わたしたち、みんな、そうなのかな。

と、とりとめもなく、長くなりました!
フランス映画にスペインの明るさと雑さ(笑)がミックスされ、ハイブリッドなヨーロッパ映画となっていました。
わたしは好きでした、とりとめないですけどね、ハリウッド映画とは違って(笑)。
よかったら、ご覧になってみてください!
二年前に訪れたバルセロナの景色も懐かしく見ました星

では!おやすみなさい

クチリーナ
http://jiemei.org/

東急田園都市線/大井町線 二子玉川駅 徒歩8分
東京都世田谷区玉川4-8-3
電話; 03-3707-1134



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