今朝の情報番組で少子化とOLの出産希望
をテーマにした特集がありました。
仕事を続けながら出産・育児をしている先輩ママとの交流や講座を通して、
今後の結婚や出産について綿密な計画を立てている女性が紹介されていました。
「今までの自分の生活の何かを捨てるのではなくて、付け足していく」という発想で
それまで不安に感じていたことが実現可能に思えるようになったと話していました。
これまで日本の社会は「寿退社」という言い方に代表されるような
女性を積極的に”家庭”に帰していくという方法で
特に男性の労働力を重視して活用してきたと言われています。
「OL」から「奥さん」に変身させられた女性たちは家庭で夫の身の回りの世話をすることで、
彼がまた会社のためにがんばって働く力を再生産。が一般的な人生コースでしたね。
(これプラス、子どもを育てるというお仕事も途中から加わってきます。)
でも、女性の会社での活動がもっともっと男性なみに変わってくると、
こういうコースを素直には受け入れられない女性も増えてきました。
女性の能力が決して男性より劣っていないと認められてきたからこそ、の変化です。
とてもいいことだと思います。
でも。
今日のような特集を見たり、いろいろな雑誌記事を目にしたりして
どうしても感じてしまう違和感
があります。
それはたとえば今日もひとりのOLさんが言った次のような一言。
「0歳から預けられるところがあるなら今すぐにでも産みたい」
私自身も実際に子ども授かるまではそういう考えに違和感をもったこともありませんでした。
現代女性として当然の選択のうちのひとつだと思っていました。
でも、 子どもって。
わたしのおっぱいで育つんですよね。
粉ミルクがどんどん”母乳に近づいて”きている今、
たしかに粉ミルクで育てたとしても医学的にそれほど問題ないとも言われています。
体質的に母乳が出ないという方も少なくありません。
だけど、産声を上げてすぐに胸のそばへ来るとしぜんとおっぱいを吸い始める
赤ちゃんの原始的な反応、その刺激によってどんどんおっぱいを生産する
わたしたちの体の仕組み。
たとえ衛生状態が悪くても唯一安心して与えることのできる栄養が母乳。
(HIVなどが蔓延している場合はそれが困難になっているというのも先日テレビで見ましたが)
もしあまりに早期の職場復帰のために断乳したらおっぱいの痛みや腫れも心配です。
それからそれから、母乳の問題もさることながら、
子どもってかわいいんですよ![]()
特に0歳の最初のうちのこわれもののような存在感。
これ、なかなか気持ちを切り替えて保育施設に預けるのは困難が伴う
と思います。
もちろん、女性の能力がもっともっと社会で活用されるべきだと思うし、
その一方で子どもも生まれていくべきと思います。
少子化の議論では、小さいうちから預かってもらえる場所の確保よりも、
むしろ、一定期間(ひとりひとりの考えにより長くも短くもなるでしょうが)
子育てをした女性がスムーズに会社で活用される安心の確保かなと思います。
パソコンやネットが発達したから、授乳期間中も家で少し仕事ができると思うし、
そういう方法の開拓を会社の側も積極的に取り入れて欲しいですね。
女性の側よりもやっぱり男性のほうが考えを変えていってくれないと、
身近な男性たちもそうですし、政治家のひとや、社長さんクラスのひとたち、
そんなひとたちがみんな女性と赤ちゃん、両方が大切なんだと気づいてほしいな、と思うこのごろです。
そうでないと、今朝のテレビで「産みたい!」ってキラキラ言っていた女性たちが
産んでみたらやっぱりがっかり
ってことも多くなるんじゃないでしょうか。。。
赤ちゃんがいても家に閉じこもりたくない、って人もいるし、
赤ちゃんをできるだけ見ていたい、でも仕事にも関わりたいし、いずれちゃんと戻りたい、
って人もいるから、、、選択肢が多くなると一番いいのかもしれませんね![]()