絵と写真と鏡2 | 時代アカデミー日記

絵と写真と鏡2

絵と写真は見たままを伝える事もできます。
しかし、描き手や撮影者の心がプラスされる事もあります。
特に絵は強調や見えない物などまで表現が自由になります。
その部分が鑑賞者に感動を与えたり、評価が分かれたりします。


忍者として情報を伝えるという面では、プラスされた心は不要だと思います。
有りのままを伝え、判断するのは雇い主になります。
忍者が冷徹、非道と言われるのは感情を挟まず任務を遂行するからではないでしょうか。
鏡に映った風景を見せれる事が忍者として必要になるはずです。
この為に心を空(くう)にする事を時代アカデミーでは重要だと考えています。


忍者として謀略や情報操作も任務です。
この時は感情の操作となり、共感や反発など相手に与える事が必要になります。
描き手、撮影者が加える想いの部分です。
時代アカデミーではショーや演武で心を表現できるように訓練するのもその為です。
忍者の騙す事をどう消化し、自分に取り入れるかの答えを時代アカデミーでは相手の
感情操作として捉え、感動を与える方向性で現代に活かしています。


結局は情報伝達には感情が必要だったり、不要だったりします。

カメラはセルフタイマーで撮影できます。

撮影が感情を入れて撮影もできます。

絵と鏡の両方の特徴をもっているのではないでしょうか。


よって、忍者は写真のような情報伝達ができれば良いと思います。



by 和近