
業界震撼!リアル路線を追求した革命的な野球ゲームの登場!
当時購入していたファミマガ(ファミリーコンピューターマガジン)で紹介記事を見て度肝を抜かれました。普段テレビで見ているナイター中継と同じ視点。高低・外角内角が再現されたストライクゾーン。リアルなキャラクターが織り成すピッチングフォームとバッティングフォーム。音声合成で審判がちゃんとコール。当時としては画期的どころの騒ぎではありませんでした。「こんな夢みたいなソフトが出るなんて!」と。そして親に頼み込み、近所のおもちゃ屋で予約。発売日に定価でゲットしたのでした。帰宅後、ファミコンに突き刺してゲームをスタートさせたら、まさか別の意味で度肝を抜かれることになるとは……。そう、そのソフトこそ、伝説の野球ゲームとして我々アラサー世代にトラウマを与えた『燃えろ!!プロ野球』(ジャレコ)だったのです。

ゲーム史に偉大なる足跡を残した珍設定『バントでホームラン』!
ストライクの判定がなんか変。ファミスタ(ファミリースタジアム)やハリスタ(ハリキリスタジアム)と比べたら比較にならないほどの恐ろしくテンポの悪い試合展開。送球が速くて走者がすぐアウト。意味もなくだだっぴろい外野。なぜか12球団で一番足が速いのが阪神の八木と思われるキャラ。……などなど、『燃えろ!!プロ野球』の野球ゲームとしての完成度は低いと言わざるを得ません。でもそんな完成度の中で明らかに間違った方向にゲームを面白くするシステムが存在していました。それが「各チームに1人ずつ、バントでホームランが打てる選手が存在する」でした。まさにこの『燃えろ!!プロ野球』を歴史に名を残すゲームにしたのはこの〝バントホームラン〟でしょう。

バントでホームランが打てる強打者が貴方を優しく包み込みます
今回作成したこの『燃えろ!!バントdeホームランTシャツ』では、バントでホームランが打てる歴史に残る強打者の名前も一緒にプリントしました。もしナニか機会があって『燃えろ!!プロ野球』をプレイする時には参考にしてください。もし彼らを相手にする時は敬遠も考えましょう。敬遠気味のボールを投げるとキャッチャーミットだけがボールめがけて空を飛ぶんでちょっとオカルティックですよ。そして背中には、バントでホームランを打たれて悔しがる投手も掲載。投手はどの方向にホームランを打たれても必ずレフトスタンドを見て悔しがってましたよね。そりゃバントでホームランを打たれたらショックでどこにボールが飛んだかなんてわかりません。

燃えろ!!プロ野球
1987年6月26日にジャレコより発売。今までのファミコンゲームではなし得なかったリアル路線を追求し、100万本を越える大ヒットを記録した。だが、操作性やゲームバランスの悪さから中古市場に大量に出回ることに。実際、何年か前には『燃えろ!!プロ野球』を大量に集めて富士山などのオブジェを作ったりお風呂にしたりして伝説を作った『悶えろ!!モエプロゲッターズ』なるサイトも出現。『燃えろ!!プロ野球』が社会に与えた影響の深さが伺い知れる。
