あなた来なくていいですの生徒さん
今日の午後は生徒さんがお二人の水彩画クラスでした。
生徒さん二人だとかなりしっかりみることができますね。
先週から始めたNさん。私の水彩画のクラスの生徒さんとしては初めての男性、で台湾人の方です。
先週来ることになったものの、デッサンが上手なので、あなた来る必要ないんじゃ？と言ったのですが、色の強弱のつけ方がわからないとの事で、
5回だけとってみることになりました。
前回描き始めたワイングラスとチーズ、
こんな綺麗に描けてます！
うちの教室は円や四角が描けない人来てくださいって言ってるのに、こんな上手な人必要ないのでは？と思いますよね〜。
でも確かに、細部の筆の処理やリロの濃さが、透明水彩には相応しくないとも言えます。要するに透明感が全然出ていない。
今日はこれをやってみました。
線を描く時は強弱を意識して、色もこれでもかというほど薄い色から塗っていきました。
う、うまい。 もともとデッサン力が高いのは、エンジニアの仕事でたくさんスケッチしたからだそう。ただ機械のスケッチは細かいところまで描き出すので、細部を必要以上に強調する癖がついているようです。
もう一人は動物を描くのが好きなSさん。
いつも色を塗ってから仕上げだけ教室でやることが多いのですが、今日は1から一緒に色付け。
そうすると、あ！ここで一気に描いてしまうから毛の感じが出ないんだなとか、
あーそこはお水たっぷりで塗っていいですよ
とか伝えられるので、やっぱり一緒に描くと
伝わりやすいなと思いました。
水彩は一度描いてしまうと、修正が難しいです。
Sさんも、デッサンがすごく上手で、しかもそのことに教室に来て初めて気づいたそうです。
三十年以上筆をとっていなかったのに、この教室に来出して、のめり込む人も多く、
絵を描くって、すごく深いなーと思います。
今日の方のように、もう来なくてもいいんじゃないかっていうほど、上手になった方もいます。
ただ絵で難しいのは、写真や実物から
どうやって絵に変換するか、味のある絵にするか。それを言い出すと 私もまだまだあまちゃんですね〜。
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