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おはようございます。
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あなたがすべき事はどの合戦への参加ですか？
可能な限りシンプルに
森は配合設計の際、この辺りがちょうど良いなと思ったs/a(もしくはかさ容積)から必ず余裕を見るようにしています。
あとは可能であれば試験練り用のサンプルを複数日に渡ってもらうようにします。
日間変動をある程度把握するためです。
必要に応じて土場へ取りに伺ったりもします。
試験練りはただ配合をつくるだけではありません。
きちんと材料の変動を加味したものとするためにも、材料入手の段階から試験練りが始まっているのです。
手間のかかることですが、そのおかげで粒度変化をそこまで気にしなくても良いコンクリートとなります。
粒度が粗い側に振れた場合でも分離することはないですし、細かい側に振れた場合はちょっと粘性高いな、ですむレベルです。
後者はポンプ屋さんからはやや文句が言われるかもですが、石ばっかりのコンクリートよりはよほどマシですので問題とならないレベルです。
粒度の問題をある程度は無視できる配合に出来ればあとは表面水変動に注力するだけです。
もうその程度しか変動要因はありません。
空気量の多少もありますが、表面水変動に比べるとまだマシですし、空気量こそ毎バッチ測定できるものでもないので、管理のしようがありません。
無視できるところ、そして無視せざる得ないところはバッサリと捨て去ります。
その方針で変動要因をシンプル化するわけです。
分かりますよ言いたい事は。
粘土塊の問題もあるし、不純物の問題もあります。
さらに言えばセメント品質の変動もあります。
生コンって本当に変動要素が多く、そしてその多くは管理困難なものです。
だから捨てます。
変動を管理するのは表面水のみです。
あとは定期的に社内規格値の範囲内に収まっているかを確認します。
他を捨てても良いレベルにするためにも可能な限り余裕をもった配合にする必要があるわけです。
細骨材率は少し高めに、水量はやや多めに、混和剤使用量はやや多めに、関係式はやや安全側に。
それでもどうしようもないほど品質変動があった場合、諦めるしかありません。
だってそもそも管理なんて無理だから。
とりあえずJIS外品として、原因を追求し、原材料を元の品質に戻す努力をするか、それが恒常的に続くと予想される場合、新たに配合を作るだけです。
それ以外の方法なんて無理です。
後は表面水変動への対応のみです。
ここをしっかりと管理することで品質変動の多くをカバーできます。
そして最新の管理方法として自動表面水率測定装置があるんだよ、という話に繋がるわけです。
色々と話が展開されましたが、とにかく管理はシンプル化し、拾うもの捨てるものをしっかりと決めることが望ましいでしょう。
もちろん今後のテクノロジーが発展することで管理出来る変動要因は増えてくるでしょう。
粒度のAI分析なども今後精度が向上してくる分野だと思います。
その辺りは情報をしっかりキャッチしていく必要があると思いますが、コストの問題も含め今後の発展に期待です。
いずれにしても断捨離にも共通するところですが、シンプル化が正解です。
無理なことをあたかも頑張って管理してます的なアピールはやめて、配合をしっかりと整えたうえで本来管理すべき事に注力していきましょう。
それが変動の少ない良いコンクリートを作る方法であることをどうぞご理解頂ければと思います。
それこそが生産性向上につながりますし、労働人口減少社会の知恵でもあると思いますよ。
それでは本日も張り切ってまいりましょう。
本日もご安全に。
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この記事を書いた人
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