おはようございます。
使った道具を元の場所へ戻していますか?
次に使う人がそれをマネすれば、良い連鎖が起こります。
■日々の業務こそが体験談
小論文のお話(1)
小論文のお話(2)
小論文のお話(3)
仕事上、いろんな方の小論文を読みますが、総じて言えるのは、
・文章が長く、かつ薄い
・ボキャブラリーに乏しい
・経験談を書いてない
です。
最後は経験談を書いていないについてです。
これも非常に多いです。
どこかで見たような、いわゆるテンプレート化された文章の多いこと。
読んでいてまったく心が動かされません。
例えば、
・軽量コンクリートⅠ種は粗骨材に軽量骨材を用いるため、モルタルより密度の小さい軽量粗骨材が浮いてくるという、通常とは逆の材料分離とも言える現象を生じることがある。
・現場で軽量コンクリートⅠ種を採取し、一輪車によって運搬していたところ、粗骨材が浮いているのを見かけた。通常とは逆の材料分離とも言える現象であった。
前者は、教科書に書いてあるような内容ですね。物語の主人公が誰なのかかりません。
後者は、主人公が書き手であることが容易に理解できると思います。
小論文で大切なのは、主人公が自分であることが容易に理解できる文章にすることです。
そのためには自分の体験談を記述するのが何よりも手っ取り早いし、読み手に興味を惹かせることが出来ます。
あなたがどのような立場であれ、コンクリートに関わっているのであれば、書ける事は必ずあるはずです。
あなたが出荷係であろうが、製造係であろうが、メンテナンスの工務であろうが、何かしらのネタはあるはずです。
それを思い切って書いてみることです。
例えば、
・実際の現場での苦労話
・プラント独自の品質管理
・表面水補正の失敗談
・品質を確保するために残水排出を徹底させている
などなど、いつも日常的に行っていることそのものが、体験談です。
そこに問題点や改良点を見出し、解決策まで考えられるようになれば、完璧です。
気づいていないかもしれませんが、日常的な業務こそが、貴重な体験談になり得るのですよ。
試験日まであと9ヶ月少しあります。
今からネタ探しをしていくのも良いでしょう。
「この仕事を小論文にしたらどんな感じになるかな?」的なことをいつも考えて下さい。
もちろん考え過ぎて事故してはいけませんよ。
繰り返します。
日々の仕事こそが、体験談なのです。
毎日、今日の仕事を小論文にしたらどうなるだろう?と考えて下さい。
その取り組みをつづけていけば、きっと合格に近づくと思います。
※2013年から、実体験に基づく小論文が求められています。
それでは本日も張り切ってまいりましょう。
本日もご安全に。
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JICのWebコースは
21,000円(税込) です!
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