おはようございます。大阪は晴れ!温かくとても良い気候です。春が少しずつ近づいています。そんな春の足音を聞きながら今日も一日張り切ってまいりましょう。


今の会社の社員に対して指導したことが様々にあります。もはや私の心は今の会社ではなく、自分の会社にあるので、今さら何かを伝えようとか教えようとかはしていません。だけど、帰社後から半年間を振り返ってみると色々と教えたことがあったなと思います。


色々といっても私が教えたのは技術的なことだけではありません。むしろ、生活面というか、縦のものは縦に、横のものは横に置くといったことです。これはいわゆる態度教育と呼ばれます。あまり耳なじみのない言葉ですが、覚えておいて損はないと思います。例えば挨拶、整理整頓、清掃、後片付けなどなど、生活するうえで一般的に必要とされることです。よく当たり前のことを当たり前にやるとか、かんたんなこと等といっていますが、まさにそのことです。


しかし、そこが落とし穴なのです。もしあなたが会社に身を置く人であれば思い出してください。この当たり前のことを当たり前に出来ている人がどれだけいるでしょうか?後片付けをピシッとやれる人がどれだけいるでしょうか?挨拶がしっかりと出来る人がどれだけいるでしょうか?


当たり前ではないのです。かんたんではないのです。そんなに当たり前でかんたんであれば誰もが出来ます。そんなことに苦労し、気を使う必要はなく、もっと生産的になるでしょう。しかし現実は違います。だから大変なのです。当たり前ではなく、かんたんではないのです。これらを出来る人は非常に高度な能力を持った人なのです。だから、態度教育は意味があります。しかし、残念なことにこれに気づいている人は少ないです。特に私がいる会社においても本当に少ないです。静観しているだけならまだしも、抵抗勢力として動く輩もいます。私は思います。だから儲からないんだと・・・


それはさておき、私は帰社後一貫して態度教育について説いてきました。そして毎日率先してトイレ掃除をしています。これも本で衝撃的な出会いをしたのですが、イエローハットの創設者、鍵山秀三郎氏の受け売りです。私はこれが腹におちるということか・・・と思えるくらい感服しました。経営者がトイレ掃除をするというのが良いことだと、私は以前から方々から聞いていました。あぁいいんだろうな。程度で思っていましたが、この本を本で納得しました。トイレ掃除はブラシを使いません。たわしです。素手でたわしを持って汚れを落としていきます。時には大きいのがこびりついている時もあります。しかし素手です。これは問題に近づく癖をつけるという訓練です。柄のついたブラシやゴム手袋をしていると汚れから遠ざかります。トイレの問題はこの汚れです。つまり問題から遠ざかるということになります。素手で行うというのは問題に近づくということです。これを実践してみて、私は今まで気づかなかったところに気づくようになり、遅々ですが目を行き届かせることが出来るようになってきています。


思えば私が一つのことをこんなに継続していることはあまりないです。飽き性ですので。そんな私が意地になってやっているところからもトイレ掃除には何かがあると思っていただければ最高です。


思った以上に長く話してしまいました。また明日もこの話題をしたいと思います。それではまた明日('-^*)/