昨晩、DVDで「不都合な真実」を見ました。私自身はあまりアカデミックな映画を見ることが少ないのですが、たまにはということで見ました。以前から興味はあったのですが、やはり見てよかったです。ゴアさんが非常に簡潔に端的に分かりやすく説明しています。


いわずもがな、地球温暖化がテーマです。CO2濃度は過去最高のスピードで、例えば過去何万年かのペースを時速10kmとすると、ここ50年程度はマッハです。比較にならないくらい、温暖化のスピードが上昇しています。世界最大のCO2排出国であるアメリカから発信された映画というのが状況の深刻さを物語っているかのようです。


ところで日本の排出量はどうなのでしょう。少し驚いたのが意外と少ないのです。多いのはアメリカを除き、発展途上国です。これは当時の中国も含みます。未発達な技術で経済が動き、そして人口の多さも相まってどんどんCO2を排出しているようです。だからといって対岸の火事としてのんびり構えていられないのが現状でしょう。温暖化には国境がありません。地球規模で進展していっているのです。


今、私達は何かあるたびに地球温暖化という言葉を耳にします。もはや地球温暖化という単語を知らない人はいないでしょう。しかし、どうすれば地球温暖化を食い止められるかを知っている人は少ないのではないでしょうか。

幸いにしてわが国には優れた技術があります。ハイブリッド車をはじめとするエコカー、エアコンなどの省エネ家電、全国に張り巡らされた公共交通網などなど、これらに切り替えるだけでも地球温暖化の進行は防げるようです。もちろん、節水や節電なども効果的でしょう。しかし、映画を見ていてそれだけでは不十分だと感じました。というよりももっと広く展開すべきだと。


日本の優れた技術を広く海外に発信すべきです。他の国が出来ないのであれば、日本の省エネ家電をどんどん売ればいいのです。よく評論家が、企業はエコを一つの宣伝材料としか見ていない。けしからん。といっています。しかし地球からすれば、心から思っていようが、宣伝材料としてしか見ていなかろうが、どっちでもいいから早く実行してくれ!というのが本音でしょう。私は企業である以上、利益を追求するのは当たり前だと思いますので、エコを売りにするのは当然だと思います。全く問題ないと思います。そしてそれを皆が評価して購入しているからこそ、省エネの技術が進んでいるのだと思います。


優れた技術を売って、さらに優れた技術を開発する。企業も潤うし、社会にも貢献できる。まさに一石二鳥でこれほど素晴らしいことはないのでは?と思います。


3段落目をやるだけでもCO2排出量はかなり抑えることが出来るようです。これなら日常生活をそんなに変化させずに出来るのではないでしょうか。そして、化石燃料の代替エネルギーの活用や、植樹などをやることによって1970年代のCO2排出量まで減少させることが可能だと研究者は言っているようです。


何か希望が湧いてきませんか?このDVDを見るまで、今更遅いよ感が何となく私の中にありました。しかし、このDVDを見て、今からでも遅くないと感じました。私はやります!

このブログを見てくれた方に少しでも影響を及ぼせたら最高です。「不都合な真実」をまだ見ていない方はどうぞお勧めします。