自分を大きく見せようとする人の対処法

次に職場内に自分を大きく見せようとする人がいた場合に、どのように対処したらいいのかを考えてみましょう。

 

一方的に相手を否定することは基本的には避けましょう。

 

職場にいる人であれば上司や部下を問わず、会社をやめない限り次の日も一緒に仕事をする相手であることは間違いないので、相手を攻めるよりも自分の考え方を変えてみましょう。

 

誰でも自分を大きく見せたい

職場の中で自分を大きく見せたいと思っている人は実際に考えたとおりに行動しているだけで、心の中では誰でも少しは自分を大きく見せたいと考えているはずです。

 

たとえば体が小さい人の中には無意識に腰に手をあてて体を大きく見せようとする人もいます。

 

モデルなどは腰に手をあてることでわざと大きさや強さをアピールする場合もあり、それ自体は悪いことではありません。

 

自分を大きく見せたい人はそのアピールが普通の人よりも少し大きいと考えましょう。

 

自分を振り返ってみると他人よりも極端な部分もあるはずです。

 

自分を大きく見せようとする人は、客観的に広い心で接していれば感情的に接するよりはトラブルに発展することもないでしょう。

自分の基準で物事を考えない

自分を大きく見せようとしている人を見るとイライラしたり、感情的になったりするのは自分のルールを逸脱していると考えるからです。

 

人はだれでもある程度自分の中でルールを作ってそれを守って生活をしています。

 

ルールと言っても難しいことではなく一般常識を守る、人に迷惑をかけないといったことから、食事中は静かにするといった自分だけのルールがあります。

 

そのためそのルールから外れた行動をしている人を見ると、少し感情的になってしまうことがあります。

 

しかしそれは自分だけのルールであって、それを基準にして他人に対して悪い感情を覚えるのは、一種の身勝手ということになります。

 

それと同じで自分を大きく見せようとする人は、自分にはないルールで行動していると思えば、それほど感情面で影響を受けることはないでしょう。

自分を大きく見せようとする人をうまく利用しよう

自分を大きく見せようとする人はすべての人が嘘やハッタリだけというわけではありません。

 

実際に自信や実力がある部分を多少大げさに言っているという場合もあり、優秀な部分はむしろ積極的にほめて自分の仕事に役立てましょう。

 

自分を大きく見せようとする人は、もともと自分の優秀さをアピールしたいという気持ちがあるので、あなたが不得意で相手が得意なところを教えてもらうという気持ちで接するとお互いにメリットとなります。

 

相手も自分をアピールできて気分がよくなり、こちらも苦手だった仕事の知識を得ることができお互いウィンウィンの関係になれます。

自分を大きく見せたい人と正面からぶつからない

自分を大きく見せようとする人に対して感情的に接することは避けましょう。

 

仮に自分のほうが正しいと思っていても、相手が感情的になっている場合は決して自分の非を認めようとはせず、かえって感情をこじらせてしまいます。

 

この場合は感情的にならず冷静な判断をすることが大切です。

 

自分を大きく見せようとする人は自己顕示欲が強いので、高飛車な態度を取りますが、そんな相手を論破しようとしてもあなたには何もメリットはありません。

 

自分を大きく見せようとしている人に対しては、常にその場を離れる口実を用意しておいて相手にしないことが得策です。

自分のプラスになるように考える

自分を大きく見せようとしている人の行動を見て、自分にもそういったところがないかどうかを反面教師として考えることもできます。

 

相手の行動が自分にとってはマイナスとなることでも、自分では同じ行動をしないことでプラスに生かすことができます。

 

人間が動物と大きく違う点は、第三者の行動や経験を自分のものとして生かすことができる点です。

 

本を読んだだけでも他人の経験を自分のものにすることはできますが、生きた教材が眼の前にあると考えれば、自分を大きく見せようとする人からも学ぶことは多いでしょう。

完全に無視するのもひとつの方法

感情的な報復を考えると少し怖い面もありますが、自分を大きく見せようとする人の話を完全にスルーするという対処方法もあります。

 

あなたが相手にしなくなれば、反応を得られないので別の人を探すでしょう。

 

もしも感情的に嫌がらせなどをされたとしても、それも無視していれば完全に関係を絶ちきることができます。

 

自分を大きく見せようとする人の関係を絶ちたい場合は、無視をするというのも効果的な方法です。