自分を大きく見せようとする人の心理
次に自分を大きく見せようとする人を心理面から考えてみましょう。
自分を大きく見せようとする人の心理としては次の7つが考えられます。
1. 自己顕示欲
2. 自己否定
3. 臆病
4. 負けず嫌い
5. 他人との比較
6. 場当たり的
7. 劣等感
それでは上記の心理を個別に考えてみましょう。
自己顕示欲が強い
自己顕示欲の強さは、職場では自分の実績をアピールするという行動にあらわれます。
しかし自分を大きく見せようとする人は、それだけでは飽き足らず他人の実績まで自分の実績のように主張します。
自己否定が強い
自分を大きく見せようとする人は自己顕示欲が強い半面、自己否定も強いという心理があります。
過去に自分の能力を否定されたり性格を否定されたりした経験があると、その反動として自分を大きく見せたいという気持ちが強くなります。
そのため自分を大きく見せたい人には自己否定の心理も隠れています。
臆病
臆病といってもびくびくと怯えているという心理ではなく、物事に対して積極的な行動を取れないという意味の臆病さのことです。
自分を大きく見せたい人の中にはこの臆病さがあり、その反動として自己顕示欲が強くなりプライドを強く持つことでバランスを取っているのです。
負けず嫌い
職場で常に話題の中心になろうとする人はいないでしょうか?
だれかが話題の中心になっていると必ずその話題でも自分が中心にならないと気がすまない人は負けず嫌いの傾向があります。
自分を大きく見せようとする人も負けず嫌いであることが多く、他人よりも目立とうとします。
他人と比較する
負けず嫌いの心理と似ていますが他人と比較して自分をより良く見せようとするだけでなく、他人を否定したりバカにしたりすることで自分をよく見せる傾向があります。
自分を大きく見せたい人は、そうすることでまわりが自分に目を向けることを期待し、そうしなければまわりが自分を見ないと思っています。
場当たり的な対応
自分を大きく見せようとする人は基本的に責任感がないので場当たり的な行動を取ります。
職場内で仕事が失敗しても自分ではなく他人のせいにする傾向があり、一時的な対応でその場をしのごうとします。
劣等感が強い
自分を大きく見せようという行動の裏側には劣等コンプレックスがあります。
自分の性格や容姿、仕事にコンプレックスがあるため、その反動として自分を大きく見せることでバランスを取ろうとします。
自分を大きく見せようとする人は自分を醜いと思ったり他人よりも劣っていると思ったりする心理から、なんとか他人に認められたいという欲求が強くなる傾向があります。