あなたは休みの日、何をしていますか。
もちろんこれは年齢だったり世代だったり家族の有無だったり季節だったりといった要素で変わってくると思いますが、人の本質はそう変化するものではないですから、ある程度は似たような思考で行動してきたと思います。
でもこの手の質問って、初対面の人とかによくされたりしたりしがちですけど、けっこう困る質問でもありますよね。休みの日は必ずこれをする、というのがあればそれを言えばいいですが、買い物に行ったり掃除をしたり人と会ったりたくさん寝たり散歩をしたり趣味に費やしたり、わりとその時々ですることって変わってきますから、一概には言えない人のほうが多そうです。
では、それなのになぜその質問をしたがるか。おそらくですけど、「自分の休みの過ごし方はこれであっているのだろうか、SNSなどをみるとみんな楽しそうに休日をすごしているけど、私だけつまらない休日をすごしてはいないだろうか」という意識が潜在的にあるからだと思います。隣の芝はとても青く見えますからね。
ちなみに大手住宅系企業による「休日の過ごし方調査」の結果は、下記のようになっています。
[20代男性]
1. 買い物をする
2. たくさん寝る
3. 友人と会う
[40代男性]
1. 家でゆっくりする
2. 買い物をする
3. 平日にできない家の掃除や家事をする
[20代女性]
1. 買い物をする
2. 平日にできない家の掃除や家事をする
3. 家でゆっくりする
[40代女性]
1. 平日にできない家の掃除や家事をする
2. 買い物をする
3. 家でゆっくりする
まあどの世代も年齢も、だいたい買い物をしているか、家で平日にできない家の掃除や家事をしたあとゆっくりしているかのどちらかなんですね。年齢を重ねるごとに「休みの日は休む」というシンプルな過ごし方が増え、たまに旅行や行楽地に行ったりして帰りに外食して帰るというのが、オーソドックスな過ごし方のようです。
ちなみに厚生労働省が発表している就労条件総合調査結果の概況によると、労働者1人あたりの年間休日数の平均は113.2日。有給休暇の取得日数の平均は9.0日。この2つを合わせると122.2日となり、要するにざっくり1年の3分の1が休日という計算になります。毎日仕事をしているようでいて、こうしてみると休みってけっこう多いものですね。もちろん業種にもよると思いますが。
さて、あなたはどんな休日をすごしていましたか。誰と、どこに行きましたか。どんな休日の過ごし方が好きですか。日常の何気ない休日にぼんやり思っていたことにこそ、実は自分史に書くべき面白さが詰まっているもの。ぜひ、心に残っている休日の日のことを、克明に自分史に記してみてください。