豊饒な海、日本海の海水を原料とした天然の塩の販売を始めます。

 

そこで、
われわれは何者なのか?
なぜラグビー教室なのか?
なぜそのために日本海で作られた塩を売ろうと考えているのか?

以下にまとめてみました。

□一般社団日本からだ・ぶんかストリート(JKBS)とは?

 人生100年時代、どのようにしたら健康に生活できる期間(健康寿命)を延伸することができるのかに関心が集まっています。そのような中、私たちはさまざまな文化活動をとおして健康について考える会「一般社団法人 日本 からだ・ぶんかストリート」を設立いたしました。

 健康寿命を延ばすためには、適度な運動やバランスのとれた食生活は言うに及ばず、仲間との社会的な交流が大切になります。当会は家庭や職場とは違う意味での心地のよい居場所をつくり、交流を図りながら健康づくりに寄与したいと考え活動しています。

□なぜ塩を売るのか?

JKBSでは、子ども達対象のラグビー教室開催をいくつかの活動のひとつに据えています。これは次の4つの理由からです。

①ラグビー経験者がメンバーにいるから
②子ども、特に幼少期の子どもは体全体を使う運動が必要で、それにラグビーは適しているから
③昨今、スポーツをすることが「習い事」になってしまっている。経済的事情でスポーツとの縁が薄い子どもがでている。その子たちがスポーツできる機会を増やしたい
④技術と知識を磨いている指導者を経済的に報いたい

JKBSが「浜守の塩」を売ろうと考えている理由は主に③④からです。

つまり主催するラグビー教室では、子どもや保護者に対しては無償で実施したい、また指導者には適切な報酬を支払いたいからです。
そのための財源として「浜守の塩」販売の収益を充てたいと考えているのです。

 



ではなぜ「浜守の塩」なのでしょうか?
それはラグビーがつむいだ縁があるからです。

◆ラグビーがつむいだ縁
ラグビー教室の講師候補は女子ラグビー選手の青木蘭です。青木はJKBS理事長青木竜馬の長女です。
彼女は中学卒業後、島根県にある石見智翠館高校(江津市)に進学しました。
当時、国内では同校に唯一女子ラグビー部があったからです。
そこで青木蘭は島根県浜田市の笹田さん家族と出合いました。
笹田家の長女・美海さんは当時小学生でしたが、やはり女子ラグビーの道を目指していました。その縁で青木蘭は笹田さんご一家と親しくさせていただくようになりました。
因みに現在、青木蘭と笹田美海選手は同じチーム(横河アルテミ・スターズ)で一緒にプレーしています。
笹田家のお父さんの卓さんは素潜りで鮑などを獲る漁師さんでした。
そしてその傍ら、浜田の海を守る活動に取り組まれていました。
この縁が「浜守の塩」とJKBSをつむいだのです。
JKBSの基本は人々の健康作りのお手伝いをすることです。
その活動の一環として、健康にいい塩を紹介し、その収益が子ども達にスポーツする機会を作ることになる。
この連環をぜひとも軌道に乗せたいと願っています。



□「浜田の塩―浜守の塩」をお勧めする理由

◆誰が作っているのか?

「浜田の塩―浜守の塩」は島根県浜田市のライフセーバー達が地元の海水から生産しています。
海に携わる仕事を通して改めて海の大切さを感じた彼らは、海をキレイに保つことは、森を活かすことにもつながり、美しい自然を守ることにもつながると考えたそうです。

その想いを1年を通して人々に伝えたい・・・そんな想いから塩作りをはじめとする海資源を活かした製品開発に取り組むことになったといいます。



◆塩づくりの学び
塩づくりを思い立ったものの、彼らにその経験はありませんでした。
そこで、島根県大田市で古くから伝わる塩作りを学び、遠くは広島県の蒲刈や沖縄にも出向き、浜田の海に合った塩の製法を習得したそうです。

◆原料となる海水
浜田が位置する島根県西部沖は、暖かい対馬暖流と島根冷水域といわれる深海の冷たく栄養に富んだ海水とが混ざり合い、魚の餌となるプランクトンの発生量も多い海域です。
こうした自然条件が豊かな漁場を作り、おいしい魚を育てています。
この浜田の海・日本海の海水が原料です。

塩作りには、瀬戸が島町から約17メートル下の細石を通り濾過された、きれいな海水のみを汲み上げて使用しています。
海水だけを使用しているので、塩化ナトリウムの濃度が高すぎず、体の機能の維持や調整に役立つ、海からの恵みの天然ミネラルが含まれています。



◆生産
日本海のきれいな海水を平釜で数日かけて炊いていきます。
平釜でじっくり炊くことでさまざまな天然ミネラルがバランス良く含まれた塩となります。
その釜にくべる薪は、資源の再利用として、建物を解体した際に出てくる廃材を利用しています。
自然を守る上でも、こうした小さい積み重ねが大切です。利用できるものを活用しているそうです。

第一の平釜で、海水を継ぎ足しながら煮詰めていき、海水の塩分濃度を上げていきます。
薪をくべて炊き続けるため、かなりの重労働となります。
煮詰めた海水に混ざる不純物を網で丁寧にすくって取り除いていきます。
塩分濃度が28%になると、塩が結晶化してきます。
結晶化してきた海水に含まれる不要なものを取り除きながら濾していき、海水を第二の平釜に移します。
そして再び釜で炊いて結晶化させていきます。

荒いタイプの塩の場合、朝まで時間をかけて炊き上げ、ゆっくり結晶化させていきます。細かいタイプの塩の場合は、強火で炊き上げ、短い時間で結晶化させます。
その後、取り上げた塩は脱水機にかけ、乾燥させます。
乾燥させた塩は、ストック用のBOXに入れて保管し、細かい目のザルを使って更にふるいにかけ、パウダー状の浜守の塩を作ります。
荒塩の場合も、ザルでふるいにかけ粒の大きさを揃えて袋詰めをします。
ここまでの作業は全てメンバーの手作業で行われています。

ザルでふるいにかける作業は時間も掛かりますし、気の遠くなりそうな作業です。しかし、お客様のお手元に届いたときのことをイメージしながら、黙々と続けていくそうです。

 



◆ネーミング―浜守の塩にかけた想い
海の安全を守っているライフセーバーが作っている。
海の恵みが私たち(人)の体を守ってくれる。
私たち(人)が海(自然)を守っていく。
という想いを込めて『浜守』と名付けられました。

◆藻塩
藻塩(もしお)とは海水と海藻を原料としてつくられた無添加の塩のことをいいます。
海水を煮詰めるところまでは通常の塩づくりと同じですが、天日干しにした海藻の一種「カジメ」を入れて煮ることにより、カジメに含まれているエキスが凝縮され、口当たりの良いまろやかな藻塩が完成します。

ちなみにカジメはアワビやサザエが好んで食べることで知られています。
カジメにはヨウド、カルシウム、鉄分、ビタミンAなどが多く含まれています。
カジメは髪を美しく保ち、血液をサラサラにし、免疫力を高めるなど、美と健康を保つ成分が豊富な海の野菜です。
藻塩はこのカジメのエキスが入っている分、カリウム、マグネシウムが多く含まれています。塩化ナトリウムが普通の食塩の約3/1と低く、体に気を使われている方には特にお勧めの塩です。



◆浜守の塩シリーズ
浜守の塩シリーズは、塩の粒の大きさが違う「浜守の塩」「浜守の荒塩」の2タイプと、浜田の海でとれた海藻を一緒に平釜に入れて炊き上げた「藻塩(雪)」「藻塩(荒)」の4つのタイプがあります。すべて島根県浜田の海を原料としているため、ミネラル豊富で無添加の美味しい塩となっています。

浜守の雪塩
結晶の粒が細かいので、舌触りがとてもなめらかで、そのまま舐めていただくと口の中でふわっと溶けます。
塩の結晶の大きさを細かくしているため、どのような用途にも使用できます。

浜守の塩(荒)
浜守の荒塩は浜守の塩と同じように海水のみで作っています。
結晶の粒を大きくするため、時間をかけてじっくり煮詰めていきます。
細かい塩よりも口あたりが更に柔らかく、まろやかな塩辛さなので、天婦羅や焼き魚、焼肉などの付け塩として使用していただくのがおススメです。
また、野菜の甘みを惹きたてるので、サラダや蒸し野菜に少量をかけてお召し上がりいただくのも美味しいです。

浜守の藻塩(雪)
尖った塩辛さではなく、ほんのり甘みのある藻塩は、汁物や煮物にご使用いただくのがおススメです。
カジメのダシが出て美味しくまろやかに仕上がります。

浜守の藻塩(荒)
浜守の塩(荒)と同じように、結晶の粒を大きくするため、時間をかけてじっくり煮詰めていきます。
ほんのり甘みが感じられ、より素材の旨みを惹きたてる藻塩(荒)は、蒸し野菜・天ぷら、焼き肉などの肉料理のつけ塩として人気が高いです。



◆浜守の塩の栄養成分分析

栄養成分 (100g中)
検査項目    浜守の塩    浜守の藻塩
エネルギー    2 kcal        6 kcal
タンパク質    0.1g 未満    0.1g 未満
脂質        0.1g 未満    0.1g 未満
炭水化物    0.1g        1.6g
ナトリウム    38g        38g
カリウム    23mg        40mg
カルシウム    220mg        250mg
マグネシウム    40mg        100mg
ヨウ素        1mg 未満

浜守の塩・藻塩成分検査:(財)島根県環境保健公社

〇成分解説

・マグネシウム
マグネシウムは海藻類に多く含まれており、人体における約300種類にもおよぶ酵素の働きを助ける必須ミネラルです。
神経の興奮を抑え、体温や血圧を調整する働きがあり、カルシウムと共に骨や歯をつくるミネラル成分です。

・カルシウム
カルシウムはミネラルにおける代表格ともいえる栄養素で、丈夫な骨や歯を作る事はもちろん、そのほかにも精神を安定させるといった重要な生理作用があります。
カルシウムとマグネシウムは相互に連携しており、バランス良く摂取することで、健康保持に重要な役割を持つミネラル分です。体内での、カルシウムとマグネシウムの理想比は2:1と言われています。

・カリウム
カリウムは、野菜や果物、海藻などに多く含まれているミネラル分ですが加工により失われやすいミネラルの一つです。
生成された塩はそのほとんどがナトリウムですが、自然塩にはカリウムが豊富に含まれています。
人間の体で細胞内液にあり、体液のバランスを調整する働きがあったり、浸透圧の調整を行う働きがあったり、神経伝達や筋肉の収縮にも大きく関係している成分です。ナトリウムの取りすぎは高血圧を招く要因ですが、カリウムは、ナトリウムの排せつを促して血圧を下げる作用があります。このカリウムが不足してしまうと、疲労を感じたり、ひどくなれば心臓の働きにも影響してきます。(*腎臓病や透析をされている方は、カリウム摂取制限が必要です)

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