普段、痛みを感じる時というのは

その痛みを感じる前に

必ず何かがおきていますよね。

 

手を切って痛い

 

という痛みの前には

書類をあわててまとめていた

段ボールを捨てる準備をしていた

 

 

腰が痛い

 

という痛みの前には

ずっと同じ姿勢で座っていた

重たい荷物を持った

運動をしすぎた

 

 

必ず痛い原因やきっかけがあるのを

私たちは知っていますから

 

なんだか心がしんどい時にも

そうなる原因やきっかけがあるのだろうと

考えるけれど

思い当たる節がない・・・

 

 

そうなると、

「なんか辛い」の取り扱いがわからなくなり

さらに「どうしたらいいかわからない」

と不安が募ってしまいます。

 

 

 

 

「何が」という原因やきっかけのない

痛みや辛さは

対処方法が自分では全く浮かばず

何よりも誰に相談すればよいのか

どこに相談すればよいのか

 

そもそも、自分が何に困っていたり

何が辛い というその「何が」がないから

辛い状況すら説明することが困難で

 

途方にくれるということも

起きていると思います。

 

 

 

今、このブログを

あなたが読んでいらっしゃるということは

何か思い当たることがあり

苦しい状況なのではないかと思います。

 

 

私は同じ状況の時

毎日ネットで情報を漁り

いろんな人のブログやサイトを読み漁り

そして、その時に知り得た言葉を

また検索。

 

次の日も

そのまた次の日も

 

似たような言葉を検索して

またその時に知った言葉を検索。

 

 

そういう状況でした。

 

 

しかも、普段は

元気いっぱいの、明るい「私」でいるから

悩んでいることを悟られないように

必死に平静を装っていました。

 

 

悩みがあること

イコール 弱いこと、弱い人。

 

メンタルが弱い

と言われたくなかったし、

思われたくなかったのです。

 

 

 

もしかすると、

今、これを見てくださっているあなたも

日頃の自分のキャラとは違う自分を

必死に隠そうと、バレないようにしようと

平静を装い、

 

仕事の合間に

ネットでいつも解決策を探していたり

するでしょうか。

 

 

同僚が自分のPCの後ろを通るたびに

ばれたりしないかと

ヒヤヒヤしているかもしれませんね。

 

 

 

 

原因を突き止めれば

その原因を解消すれさえすれば

自分の今の状態が解消できる、

どうにかなる

 

 

そう思って、原因不明の「何か」

に対処しようとされていると思います。

 

 

気になる言葉を全てメモして

自分がこれに該当するから

今苦しいのかと思ったり

 

自分はこれがないから

今この状況に違いないと思ったり。

 

 

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ネットで検索して

気になったであろう言葉しては

以下のようなものではないかと思います。

 

 

自己肯定感が低い

承認欲求

自分を満たす

幼少期の親が原因

毒親

ありのままの自分

自分を認める

自信をつける

 

 

 

そして、どれも自分に当てはまったり

どれも自分に足りないもののように思って

 

情けなさを感じたり

なんてダメなやつなんだと

自分にがっかりして

 

結局、解決しないまま

自分の気分だけがまた落ち込む

ということもあるかもしれません。

 

 

検索をして探しあてた言葉は

あなたの「なんか辛い」を

解決する答えでもありますが

全てではありません。

 

 

自分のことを考えると

全部が自分に足りなくて

全部が自分の原因のように

思えるかもしれませんが

 

見つけたものというのは

たしかに、

あなたの解決のヒントであり

答えであるある場合がありますが

 

 

全部そうなんだ

全部解決しないといけないんだ

全部自分には足りていないんだ

 

と思ってしまうと

解決までに遠回りをしてしまったり

 

 

余計に

無駄に落ち込んでしまい

本末転倒

 

ということも起こりえます。

 

 

本来だったら

費やさなくてよかったことも

自分が思い過ごしをしてしまうことで

時間を費やしてしまう・・・

 

とてももったいない時間です。

 

 

その時間をもっと他のことに

使うということもできるからです。

 

 

大切な人と愛を育む時間にしたり

大切な存在と一緒に過ごす時間など

 

かけがえのない時間を

もったいない時間にしてしまうのは

悲しいことです。

 

 

 

 

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「なんか辛い」という漠然とした不安は

漠然としているから不安だし怖いと感じます。

 

 

漠然としているから

一体何から手をつけたらいいのか

わからなくなるのです。

 

 

「なんか辛い」という時、

1日中、24時間ずっと辛い

というふうに感じるかもしれませんが、

 

実は、「なんか辛い」が無い時間も

あるはずなのです。

 

 

なんか辛いが無い時間とある時間、

それを自分でわかるだけでも

随分と捉え方がかわります。

 

 

四六時中 なんか辛いと思っていると

自分の1日がみじめに思えてしまったり

人生そのものが虚しいものに

思えてしまう場合もあります。

 

 

ですから、

『たしかに「なんか辛い」はあるけど

 「なんか辛い」が無い時はいつだろう?』

 

と、少し考えてみてください。

 

そうすると、漠然としてものが

少し整理されていきます。

 

 

四六時中じゃなかった

例外もあった

 

と気づけたらまずはOKです。

 

 

 

「なんか辛い」は

本当に居心地が悪いですよね。

 

一刻も早くなくしたいと思って

焦ることもあるかもしれません。

 

 

気持ちに押しつぶされそうに

思えることもあるかもしれません。

 

 

 

そんな時は

気分転換は自分を支えてくれます。

 

 

そして、よく食べて、よく寝ること。

 

 

どうでもいいようなことに

思えるかもしれませんが

 

「なんか辛い」が続くと

 

 

なんとなく食欲がなくなったり

夜も遅くまでスマホで原因を探して

寝不足になって

次の日が案の定しんどくなり、

「なんか辛い」と相まって

さらに 自分の人生に泣けてくる・・・

 

という負の連鎖を起こしかねません。

 

 

 

そういうときの

安心して、大丈夫

という言葉ほど

あてにならないように感じるもので

 

しょうもなく感じることを

痛いほど知っていますが

 

 

大丈夫、あなたは大丈夫。

かならず 抜け出せます。

 

 

 

そして、

あなたは何も悪くない。

 

 

 

 

今日も読んでくださって

ありがとうございました。