こちらの記事では、自分らしさが自然と出るようになると、少しの労力で大きな結果が出ると書きました。
かと言って、うまく行かないことや、何をやってもダメな時期ってありますよね、空回りというか。
でも、そんなうまくいかない時期も実はすごく大切なんだというお話しです。
著名人や成功した方を見ても、自分の進むべき道を見つけるまでに、ずいぶんと違うことをやってきた人って、多いんです。
デザイナーさんでも、以前は繊維系の企業でサラリーマンをしていたという人もいます。
占い師でも、以前は普通のOLという人もいます。
私自身も、以前は製薬メーカー営業でした。
それで、そういう時期って何が起こっているのかというと…
実は、「自分を知るために、自分じゃないものと出会う」という体験をしているんです。
例えば地元の魚がすごく美味しいとしますよね。
でも、そこで生まれ育っていれば、それが美味しいかなんてわからないでしょう。
それが、圏外に出て、内陸の魚がとれないところなんか行ってみてください。
ま、まずい、なんだこれ…
と思うでしょう(笑)
そこで初めて、地元の魚の美味しさに気づくことって、あるじゃないですか。
なんかそれと良く似ていて、要は「そうじゃないものを知ることで、自分は何が好きか気づく」ということです。
私は、製薬メーカーの営業は二度とやりませんが(笑)
自分が何が苦手か、よくわかりました。
その時期がなかったら、「あ、あれだけは絶対にやめよう。ほんとうに苦手なんだ」というのがわからなかったでしょう。
もし今、「自分が進むべき道がわからない」という人も、今あなたはそこにいるべくしている、ということを知ってください。
それは決してネガティブな意味ではなく、「より自分を知るためのステップなんだ」ということです。
強烈に嫌いなものや苦手なもの、いくら努力してもできないものを知らないと、得意なことも見えません。
あなたが、一所懸命やっても全然楽しくないし、やる気にならないことってあるでしょう?
それはね、今後の人生では、やらなくていいよっていう、学びです。
ワクワク楽しいことをすると、人生は開けていきます。
今の時代、特にそうです。
でも、ワクワクする感覚って、ワクワクしない感覚を知っていればより、際立つもの。
だから皮肉だけれど、好きを知るには嫌いを知らなきゃいけないんです。
そう考えると、嫌な仕事や嫌いな業務、苦手なことやテンションが下がることを自分で把握できているというのは…
強いですよ。
私自身、車の運転が苦手で、お薬には興味がなくて、人と話すのも嫌で、そんなん人間がなぜ製薬メーカー営業をやったのかは謎ですが(笑)
「あの時がなかったら、今はないなあ」と、強く思います。
だから、「今、まだ自分が何が好きかよくわからない」というなら、その期間も大切です。
焦らずに、「あ、これ嫌いだわ!」という発見を楽しんでください(笑)
そういう意味では、うまくいかずにくすぶっている時期でも、着実に前に進んでるんですよ。
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