昨日ふと、ある人に言われた言葉を思い出していました。

 

 

 


 

初めて会った人で、人材育成みたいな仕事をしていたという人に、「あなた、面白くないわね。真面目すぎるのよ」って言われたの。

 

「私の何がわかるの?」と思ったけど、でも言われて嫌な気持ちになってね。

 

その時、「あ、その言葉を気にするということは、自分がいちばん自分に思ってたことだ」と気づいたの。

 

 

 

 

 

私は、ブログやSNSではけっこうやかましいですが(笑)

 

静かなタイプです。

 

あまり派手なタイプではない。

 

趣味もこんなだし…

 


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四季の花を見に行ったり、

 

好きな器でのごはん

 

 

 

伝統工芸品を探してあちこちへ

 

ゲットしたたんす

 

集めている食器

 

漆塗りの万年筆に、着物のハギレで作った万年筆入れ
 

 

 

 

 

 

 

キャピキャピした感じではない、よね(笑)

 

 

 

 

 

 

それを、自分に「おもしろくない」「地味だ」とレッテルを貼っていた時期があってね。

 

そのレッテルを貼る理由を考えてみると…

 

子供の頃の記憶にたどり着いたの。

 

 

 

 

 

子供の頃、父が急死して、母は働かないといけないでしょう。

 

疲れている母に話しかけるのに、何か派手な話題や気を引くことじゃないと、声がかけられなかったんですね〜。

 

だから、もともと静かでマイペースなのに、そういうキャラを演じていたんだなと。

 

つまり、静かでマイペースな本来のリズムを、そこで封印しちゃったんだなと思う。

 

 

 

 

 

コロナ自粛でずーーーーーーーーーーーーっと家にいて、そのリズムが戻ってきたみたいで。

 

すごく心地が良いのです。

 

 

 

 

 

SNSが当たり前の時代になって、やっぱりSNSで「映える」人って、

 

・話題性がある

・見た目が派手

・ブランドものやお金を見せびらかす

 

などなど、「わかりやすい画」が必要と思うでしょ。

 

 

 

 

 

でも、私はさしてスキャンダルな話題もないし、見た目も派手ではないし、あんまりSNS映えするタイプではない。

 

それよりも季節の野菜でおかずを作ったり、花を見に行ったり、静かな日常を愛しているのです。

 

昨日のディナー。最近どハマりしているひじきのマリネ、なす揚げ浸し、キャベツのスープ。奈良県出身なので、鹿と鹿せんべいが描かれた箸置きを使っています(笑)

 

 




 

どちらかというと人は派手なものに目が行きがちだから、そんな日常の幸せよりも海外旅行だとか、高級品だとか、刺激的なものの方が注目されやすいのは事実。

 

昔は、そういう派手な人が人気になるのを見て、「自分もああなりたい!」と思っていた時期があって。

 

実際に真似したりもしたけれど、なんか違う。

 

よく、「ザワザワするのは、自分も心の底でああなりたいと思っているからだ」なんて言うでしょ?

 

でも気づいたのは、ザワザワするくらい心が揺さぶられるものって、「エゴの欲求だ」ということ。

 

 

 

 


 

「あんなふうになりたい!あれが欲しい!」と強く惹かれる時ってね、その裏に、いろんなものが絡んでいる。

 

強く惹かれると言うことは、「自分に手に入れられない」と思っているから、欲しくなると言うこと。

 

それを分解するとね、奥底に、劣等感があるの。

 

 

 

 

 

こんな自分には、相応しくない。

 

こんな自分には、手に入れられないだろう。

 

だから欲しいの。

 

 

 

 

 

なぜ欲しくなるかって、根底で自分のことが嫌いだからだよ。

 

地味な自分は嫌い。

 

面白くない自分は愛されないだろう。

 

だから、人気が欲しい。

 

だから、有名な友達が欲しい。

 

いくらその状態で人気や有名な友達が手に入っても、心は満たされない。

 

なぜなら、本当に欲しいものは、「地味な自分を認めること」「面白くないと思っている自分を愛すること」だから。

 

 

 

 

 

だからね、「あの人みたいになれない」の裏側には、面白くない自分、そうなれない自分の否定があったってこと。

 

そこを見つけて救い出してあげないと、あなたはいつまで経っても、他人が羨ましいの。

 






ほんとうに心が欲しているものって、とても静かで、ザワザワしないんだよ。


 

 


 

 

私はね、SNSで仕事をしているのに地味だし、話題性もない自分をどこか、劣っているような気がしていた。

 

意外と家庭的で、掃除や野菜のおかず作るの好きだし、のんびり仕事してるし、毎日愛する人と一緒に暮らしながら好きな仕事ができて、ほんとうに幸せ。





 

なんでもない日常が幸せで、でもその日常は、「おもしろくないもの」と思っていた。

 

けれども最近は、それが自分だから出すようにしている。

 

だから、最高に自分ウケしている。

日常に幸せって、あるよ。

 


 



 

SNSって、つい派手なものやストーリーが切り取られがちだけど、日常ってもっと、静かで穏やかなものじゃない?

 

「SNS映え」するようなすごい話とか、すごいものを見せるとか、大きな夢を叶えるとかじゃなくて…






 

リアルな幸せって、もっと身近にあるものだと思うよ。

 

劣等感で、派手なものを追って、目の前にある幸せを見落としていたらもったいないんじゃないかな。

 

 

 

 

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