シリーズで、
タマオキアヤという人間が
どういうきっかけでスピリチュアルに出会い
どんな風に歩んできたか書こうと思います。
まず、スピリチュアルに興味を持ち始めた頃の話。
あれは、わたしは１３歳、中学１年生のとき。
１２月で、すごく寒い日の夜。
いつものようにピアノのレッスンが終わって、
先生が家まで歩いて送ってくれていたとき。
赤い光が家の周りを照らしていて、
「何だろう？お祭り？」と思ったなあ。
近づいてみると、
家の前に救急車が止まっている。
「あ、ばーちゃん死んだか！」と思って(笑)
急いで家の中に。
ごめんなさい、
家に入ってからは、
詳しくは
覚えていない。
次に覚えているのは、
病院。
父の仕事関係の人も駆けつけたり、
母親が泣き叫んでいて
わけがわからなくて。
そのとき、父親が死んだと知りました。
心筋梗塞だって。
意味が、わからなかったねえ。
家に帰ると、
死んだと思っていたばーちゃんは生きていて、
「大丈夫やったんか！？」とわたしに聞いた。
「うん、大丈夫」と
全く大丈夫じゃないし、
父は死んでいるし、
なんで大丈夫って言ったかわからないけど、
ばーちゃんを安心させたかったんだと思う。
その日は、
意味がわからなくて、
？？？という状態で
父親のお気に入りのセーターを
ベッドに持って行って
おじさん臭い香水の匂いをかぎながら、
「ああ、もうこれで最後なんだ」と
寝た。
意外と、
家族の中で一番冷静だったかもしれない。
その日からまた記憶がない。
次の記憶は、お葬式。
母親が、泣きながら父の棺にすがりついて
焼き場まで持っていくのに
進まない。
ほかの人が押すのを手伝ってなんとか押すけど
愛しい人のお別れ、
そりゃあ寂しいよなあ。
母親は、冷たい父に
いっぱいほおずりしてた。
「あ、お父さんのこと、本当に好きだったんだ」
と思った。
だって、いつも喧嘩してたから。
それで、
その日から「母子家庭」というものになった。
兄、姉、ばーちゃん、猫２匹、犬１匹、ハムスター２匹、あと亀とか金魚とか
いろいろいて、
「お母さん大変だな」と思った。
「学校も部活も全部やめて、夜逃げするんだな」と
１３歳ながらに思い、
「その日のために荷物の整理しよ」と
部屋を片付けはじめた。
そのうち、
母親が働きに出るようになった。
介護職。
当時はパートだったけど、生活のためだから正社員にしてもらったとか言ってたかな？
（これはあとになって聞いた話だけど、当時、年収２００万で家族を養っていたらしい。信じられない。）
夜勤もあるし、勉強もしないといけない。
忙しい中でも母親は、収入を上げるために
寝る間も削って、資格のために勉強していた。
母親が疲労と心細さで、
疲れ切っていたし、
それをわかっていたから、
ほとんど話す時間もなかった。
話しかけもしなかった。
唯一、甘えられたのは
母親が誰かと電話しているときかな？
そのときは、邪魔されないから、
電話しはじめると飛んで行って、
ずっと抱きついて離れなかったな～。
その頃から、
「なんでうちだけこんなことになるの？」
「なんでお父さん死んじゃったの？」
という、
なんで？？？
が、頭の中を離れなくなった。
死んだ世界ってあるのかな。
死んだらどこに行くのかな。
そういう世界に、興味を持ち始めた。
これが、
タマオキアヤの原点かも。
もっとリアルに知りたい方はメルマガへ
