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こちらの記事にも書きましたが、反響が大きかった為続編にしたいと思います。





輪廻転生高校2年B組に所属する、タマ子。

タマ子は、超激戦の地球への生まれ変わりの切符を手にし、ついに生まれた。

そして、地球では「タマ美」と名付けられ、あの世にいた頃の記憶は一切忘れてしまった。







タマ美、6歳。

もう、あの世のことなど、1ミリも覚えてはいなかった。

地球行きの切符を手にすると、どの親にするか、自分で選ぶ権利が与えれる。

そして、太陽•月•地球の軌道から性格の大まかな性質が選べるが、いわばこの性格と、家庭環境という、人生ゲームの基本設定を自ら決めてくるのだ。

そんなことも知らずに、タマ美はすくすくと愛を受けて、育っていた…






ママ「タマ美、タマ美。明日から、ついに小学生ねぇ。タマ美もおっきくなったわねぇ。小学生ではね、お利口さんにしなきゃいけないの。ワガママ言わずに、他人に迷惑をかけてはいけないのよ。タマ美はいい子だから、わかるわね?」

タマ美「うん、わかった!タマ美、いい子にするね!」

パパ「タマ美は本当に、聞き分けがいいね。辛いときも、いつも笑顔でいなくちゃいけないよ。笑顔はいいことだよ。弟のタマ吉君も、お姉ちゃんのタマ美をお手本にするからね。」

タマ美、「うん、わかった!タマ美、いい子にするね!タマ吉君も、もう3さいだし、小学生、いっしょだね!」

こうして、タマ美は小学生生活を送ることになったのです。






小学校にて。





クラスメイトの花子ちゃんは、タマ美の1番の仲良し。いつも休み時間や、放課後は一緒に遊んでいる。

花子「ねぇ、タマ美ちゃん!きょうはこうえんであそばない?」

タマ美「いいよ!あそこのこうえん好きだよ。だって、光の玉がフワフワおちてくるよね!あれ、キラキラしてきれいだもん」

花子「えー、光の玉なんて、ないよー。それ、本当なのー?」

タマ美「本当だよ。光の玉が、お空からフワフワーってふってくるんだよ、見たことないの?」

花子「えー、おかしいよー。タマ美ちゃん、きもちわるいよー。そんなの見たことないー。」

タマ美「見えるよー!ママも見えるはずだから、きいてみるねー!」





タマ美急いで帰宅。





タマ美「ママ、ママー!きいてよ、花子ちゃんて、わたしのことうそつきだってゆうんだよ。わたし、見たもん!公園で、光の玉がフワフワ落ちてくるのみたよ!つかまえたら、消えちゃうんだよ。ママも、見たことあるでしょ!?」

ママ「光の玉?……そんなの、見た事ないわねぇ…タマ美、変な子って言われちゃうから、それはタマ美とママだけの秘密にして、他の人には言わない。約束できる?いい子ね。」

タマ美「うん…タマ美、言わない。秘密にする。いい子だよ。」






こうして、タマ美は自分が見えたものを、胸のうちに隠してしまった。

友達の花子に言われたことはもちろん、ママのあの顔を忘れられなかったから。

タマ美「本当、本当だよ。見えたもん。でも、ママがこまった顔してた。ママがこまった顔、かなしいな。もう、光の玉のこと、言わない。」





この日の出来事でタマ美は、自分が見えたものを素直に言うと、ダメなんだ…とおもうようになった。








To be continued....


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輪廻転生高校2年B組タマ子物語の序章はこちら