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今回はちょっと長いですよ~。




昨日、一週間の旅から帰ってきました。

今回の旅では、彼とよく喧嘩しました…滝汗



出発前からわたしは既にイライラしていて。

その理由は彼が海外の旅に慣れておらず細かく質問してきたり、イタリアに着いてからはわたしが通訳の状態のため、(彼が英語ができないため)また以前のわたし、つまり「気を張った頑張り屋さんの自分」が顔をだしたからだと思います。






そんなイライラがまさに引き寄せたのが、ローマの空港でスーツケースが出てこない。
。・゜・(ノД`)・゜・。


スキンケアやバスグッズなど、わたしがほっこりできるものたちを全て入れていたので、セルフケアが出来ず日々イライラが募りました(笑)


それでもまぁバックパッカーにはトラブルはつきものだし、まぁいーやと思い旅を続けたのですが、彼もわたしのイライラが飛び火したのか、小さな小競り合いが続き…








最終日、ローマから空港まで電車で行ったのですが、電車内で駅員が切符の確認に来たときにこう言われたのです。


「はんこないけど、機械通してないの?はんこがない場合は、罰金50ユーロだから払え。ここに書いてあるだろ」と切符を裏返して見せる。








は?






いや機械とかなかったし、駅員に聞きながら切符買ったけどそんなこと一言も言ってなかったぞ。



ましてや外人で観光客にもその扱いか?



とキレたわたしは、





「いやいや、機械通すとか聞いてないし、ミスなら謝る。でも初めてのイタリアで、知らなかった。ほかの外人とか気づかないんじゃない?駅見渡したけど、機械なんて気づかなかったし、切符を渡して入場したとき、駅員何も言ってなかった。それに罰金てひどくない?意味がわからん」


と言うと、








「いや観光客とか外人とか関係ねぇから。さっさと払えや」






って言われたんですよ、しかも、めっちゃ嫌な態度で。
まじぶん殴ってやろうかと思った。




わたしキレて駅員を無視。

彼はわけがわからず、駅員が差し出す50ユーロ!の表示になくなく支払いをする。

「えっ、どうしてなの?切符ちゃんと買ったのにね?」と言いながら。








最近ここまでイライラすることないくらいにキレて、電車を降りてからイライラのピークと、旅のストレスでわたしは泣き出してしまった。




「まじあいつブチ◯してやりたい。なんだあの態度。ものすごく見下した態度だった。あんな扱い受けたことないし、すごくムカつく。」





事情を話してやっとことが理解できた彼は、「まぁ勉強代だからいいじゃん。」とポジティブ。











散々泣いて落ち着いたわたしは、違和感に気付く。

いや正しくは、違和感を直視する。

あー、これ駅員のせいでもないな、わたしだな原因。

薄々気づいてはいたけど、もう言うしかないかもしれない。自分に対して感じていた違和感。

そのズレを抱えたまま、言えずにいたからイライラしてたんだ。

彼が問題じゃない。わたしだ。

その影響で、スーツケースのことや罰金を引き寄せたんだ。

だってそれ以外に考えられない。

普段ご機嫌なとき、こんなことありえないもん。

泣いて感情が出やすくなったわたしは、それを言おうかすごく迷ったけど、イライラはピークだったし、吐き出すのも練習だ、と勇気を出して言った。

薄々感じてた違和感だったけど、これを言ったら別れるかもしれないな、と思った。












「面倒くさいと思われたら嫌だったから言わなかったけど、実は違和感を感じてた。

今回の旅でイライラしてしまったけど、それは、今自分が向かってる方向と、あなたの期待に応えようとしてる自分がバラバラになって、自分がよくわからなかったから。

(去年あたりから、とくにわたしがワガママになったと、旅の途中で彼から言われていた)

去年あたりから、わたしがワガママになったって言ってたけど、それは実は意識してのことなんだよ。

今まで、あなたが期待する「家庭的な女性」を目指して、本当は嫌でも料理したり、家事をやったりしてた。

でも、わたしはやるときはやるけど、やりたくないことだってある。

とくにわたしはできることとできないことの差が激しくて、今まではそれがだめなんだ、もっとこの差を埋めなきゃって思ってたけど、病気をして(頑張りすぎて潰瘍性大腸炎になった)生き方を変えないといけないなと思って、頑張らないようにしてる。

これまで頑張って「家庭的な女性」を演じてたけど、実はわたしはそんな人間じゃないんだよ。

普通一般的な家庭に入る女性じゃないと思うし、入りたくない。

わたしはせっかく生まれたんだから、自分でことを成し遂げたいと思ってるから、仕事で飛び回って帰ってきて、「料理しろ、洗濯できてない」と言われても出来ない。

だから、そういう家庭的な女性を期待されても、応えられないから苦しい。

「家庭的な女性」というフィルターを通して、出来てないところを見るんじゃなくて、「わたしそのもの」を見ることは出来ないのかな。

(彼は年上、九州男児のため)よく、「九州の女は~」って言うけど、そんなに九州の女性のような家庭的な女性を求めるなら、わたしは違うと思う。

だから、あなたに合う九州の女性を選んだほうがあなたは幸せだと思うよ。

わたしは、料理や洗濯はできる人、やりたい人がやればいいと思う。

イヤイヤやってたら後で爆発するだけだし。

だから、九州の女は~という育ちの思い込みを越えて、わたしと向き合って妥協点探してもらわないとこれから無理だと思う。

わたしが今やろうとしているのは、自分に素直に生きることで、ワガママに見えるかもしれない。

自分のダメなとこを知って受け止めた上でそれを矯正するんではなくて、良いところをのばすやり方、これまでとは真逆のやり方にチャレンジしてる。

だからあなたも違和感を感じるかもしれないけど、凸凹のまま受け入れてほしいと思ってる。

今回の旅も、期待される自分と今目指してる自分との間を行ったり来たりしてる状態で、不安定でイライラしてしまった。

あなたがどうこうの問題じゃなくて、こちら側の話だけど、ちゃんと話しておきたかったから。」














もう、おまえみたいなワガママいらないと言われても仕方ないと、覚悟して言った。

もう別れるかもしれないな、と思った。

ちゃんと気持ち伝えたいと思って言った。

ひたすら脈絡なく、30分ほど話した。







彼は、終始無言。

話し終わっても、無言。






その間に色々手続きがあり、無言が続くこと約1時間。

そしてフライト手続きが終わりゲートに移動してる間に、わたしの口からぽんと出てきたのが、

「もう、嫌いになった?ワガママやから一緒にいてしんどい?」










それに対して彼は暫く沈黙。




その後、




「しんどかったら一緒にいないよ。一緒にいて楽しいよ。」




とポツンと呟いた。














わたしはちょっと涙目になったけど、恥ずかしいから目を逸らしてうつむいた。




あー、本音で言っても良かったんだ。

大丈夫だったんだ。

そんなことで彼はわたしを嫌いにはならないんだ。

彼の器を見くびってたの、わたしだった。

彼はわたしのそんなとこじゃなくて、全体を見てくれてたんだ。

ただ、お互いの表現方法やボキャブラリーの違いだったり、しっかりと意思疎通できてなかったから起こったことだったんだ。

あきらめなくてよかった。

また彼と一緒にいたいと思った。








しかし、また犯人はわたしか。

何回、自作自演テロすれば気がすむんだ?(笑)

そんなことを思いながら帰宅したのでした。









「帰ったらオニギリと味噌汁作って」

と言われていましたが、

「疲れて作れません」

と言うと、コンビニでオニギリと味噌汁を買ってくれました。






梅オニギリと、カップの味噌汁。






こんなに美味しいコンビニのオニギリは、初めてだったなぁ。







わたしは本当に凸凹が激しいけど、彼の器と、自分自身をあきらめなくてよかったと思いました。

きっと、こうして、破壊と創造を繰り返すのかな?

まだまだ、バトルは続くだろう(笑)





ふははははは。



わたしの物語は続く。






To be continued!(`_´)ゞ